2012年08月19日
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昭和40年・小田急から井の頭線に直通する切符が存在したらしい

Written By: 川俣 晶連絡先

「本腰を入れてヤフオクのアラートに高井戸と杉並の2つのキーワードを設定してみた」

「素晴らしいお宝は見つかったかい?」

「いいや。高井戸はBLばかり。そういうペンネームのBL作家がいるらしい。ぜんぜん関係ない」

「えー」

「杉並は圧倒的に音楽CDだらけ」

「なぜだよ」

「杉並の名が付く合唱団とか杉並公会堂とか、そんなキーワードが含まれるからだ」

「それも関係ねえ!」

「あとは杉並から発送しますとか。そんなのばっかり」

「ひ~」

珍しく…… §

「目から鱗だな」

「なんだよ」

「珍しく高井戸で引っかかった本物」

「これって小田急の切符?」

「そう。でも高井戸はどう考えても京王の井の頭線」

「まさか環八を上がっていくバス路線?」

「いや、ちゃんと下北沢経由と書いてある」

「まだ大東急で同じ会社の時代とか?」

「それはもっと昔」

「じゃあ、本当に小田急と京王をまたいだ直通切符があったわけだね」

「もちろん、直通切符なんて珍しくも無いのだが、以下の点で興味深い」

  • XX円区間ではなく、駅名の名指しである
  • 矢印が双方向で往路にも復路にも使えるようだ (タイトルは片方向だが写真を見ると双方向なのだ)
  • 硬券である
  • 2等と書いてある
  • 「発売当日限り」なので回数券とは考えにくい
  • (子供運賃で40円らしい)

「これってどういう切符?」

「さあ。切符には詳しくないので分からない」

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