「殺す気か」
「なんだい?」
「キャラホビも終わっていないのに、いろいろ解禁だ」
- 第三章PV公開
- 『宇宙戦艦ヤマト2199』オリジナル・サウンドトラック第一弾、リリース決定!!
- 宇宙戦艦ヤマト2199 ヤマト音楽団大式典2012チケット販売開始
- 第三章舞台挨拶メンバー公開
- 公開劇場2つ追加
「まったくBDの全てをまだ見ていないのに、これはきついね」
「というわけで、第三章PVだ」
第三章PV感想 §
「これは凄くアレだ」
「なんだよ。その微妙な言い方」
「ヤマト1974ではあり得ない始まり方であり、内容もヤマト1974ではあり得ないカットのオンパレードなのだ。ヤマト1974で類似のカットを求められるケースはとても少ない」
「そうか」
「にもかかわらず、終わるとヤマトを見た気になれる」
「えー。なぜだよ」
「理由を考えた。おそらくポイントの部分で恐ろしくヤマト1974をなぞっているからだ」
「どこ?」
- 真っ赤なスカーフである
- 真っ赤なスカーフに入るところで、赤い地球のカット
- 真っ赤なスカーフが間奏で終わる
- 最後に「必ず帰ってくる」という台詞が入る
「厳密に言うといくつか違いがある」
「BDをチェックしたのだね」
「もちろん。違うのは以下の点」
- 「必ず帰ってくる」と言うのはヤマト1974では沖田。PVでは古代
- 「必ず帰ってくる」のあとの表現が違う
- 「必ず帰ってくる」と言うのはヤマト1974では真っ赤なスカーフ前、PVでは最後
- 真っ赤なスカーフはヤマト1974では2番。PVでは1番
「なるほど。それにも関わらずヤマトを見たという感想が残るわけだね?」
「そうだな」
酒の問題 §
「沖田は徳川と酒を飲んでいる。古代は雪といちゃついているっぽい。そこはヤマト1974と違うが、さすがに子どもの古代に強引に酒を飲ませるのはまずかろうという大人の判断だろう」
「ひ~」
「冒頭に出てくる岬百合亜の演技は軽いなあ。地球の運命を背負って今飛び立った緊迫感が無い。たとえば、我が青春のアルカディアのマーヤの地下放送の声にあるような緊張感が無い。これはマーヤのように演技すべきだという意味でも、ああいう声で言うべきだという意味でも無い。自分の声で演技して良いし、自分の演技をして良いのだが、マーヤ以上に多くの人の命を預かった立場にしては、演技が軽いなあ」
「ひ~」
「ミンメイのDJは、ミンメイ自身が民間人だから軽くても良いという部分はある。しかし、岬百合亜はブリッジの交代要員でれっきとした軍人だからなあ」
「立場が違うわけだね」
「医務室に常駐している看護士とは立場がかなり違う。職場は第1艦橋だ。しかし、原田真琴の方がまだしもプロとしての緊張感がある演技に聞こえる」
「なるほど」
「もっとも、艦外の危険地帯に行く原田真琴の方がより緊張感があって当たり前という話は有り得るけどな」
「ぎゃふん」
「結局、山本にしても新見にしても、ヤマト2199艦内に収まるべき場所をみつけてそこに収まった感じはあるのだが、岬百合亜だけはまだ浮いている感じだな。だから、人気がヒルデに流れてしまうのかも知れない」
「えー」
「ヒルデと言えば、ついにPVにまで登場してしまった。ヒルデ人気おそるべし」
「いいのかよ」
「父親がシュルツだから、あのシュルツに娘さんを下さいと言いに行かないと結婚できないぞ」
「ひ~」
出だしのラジオ §
「あのラジオは、古いAMラジオだな。周波数表示が一桁はしょってある」
「そんなもので聞く意味があるの?」
「たぶん、無いな」
「えー」
「だから、ますます岬百合亜の放送の位置づけが曖昧になって浮いてしまう」
「えー」
「強いて言えば、あれはアンティークラジオのレプリカで、実際はラジオでは無いのだろう」
「えー」
「更に萩原朔太郎だ」
「誰だよ」
「日本の詩人。中原中也といい、スタッフにそういうマニアがいるのか?」
「えー」
「ますます放送の位置づけが曖昧になる」