「くじら軍曹さんの宗谷のイラストは凄く受けたぞ。これは面白い」
「えー」
「それはさておき、もうちょっと艦底の緑に踏み込んでみたい」
「まだ何か言うことがあるの?」
「具体例が咄嗟に出てこないので語らなかったが、実は緑の船底は比較的よく見る気がする」
「えー。うそー」
「だから、それほど突飛な色では無いと思って塗った」
「フランスの潜水艦なんて日常的に見ているの?」
「いいや。あくまで日本での話」
「まさか」
「検索して面白いページがヒットした」
1/700 Pit Road Kit 海上保安庁 巡視船 PL-07 さつまJAPAM COAST GUARD PATROL VESSEL ERIMO CLASS PL-07 SATUMAより
喫水線付近が、緑・・・赤・・・
皆さん色々な海保船艇の船底色で悩まれているようですが、いわゆる巡視船に使われているのは加水分解式の防汚消耗塗料で消耗の度合いが分かるように分解時に緑青色になる塗料を使っています。
※加水分解式塗料とは航行中、常に塗膜が海水で溶解し洗われ有効成分が表面を覆う塗料。
それまでも加水分解塗料は水銀、亜鉛、錫などの金属により藻貝類の附着を防止してきましたが、海保ですから海洋汚染にいち早く対処しなくてはなりませんので、現在ではどの成分も含まない環境にやさしい塗料を使っていることになっています。
ですからロールアウト時、または船渠での定期修繕直後等には鮮やかな赤を
航海が進んで海に馴染んできた頃を表現したい場合には緑を塗ればいいと思います。
PT社の箱の裏面の塗装ガイドでは喫水線近くを塗り分けるように指定していますが、上記の理由により1/700では全く塗り分ける意味がないので、喫水線モデルでは赤か緑か選んで塗るのが良いかと思います。
フルハルで作る場合は新造時やドッグ入りした直後が殆どですから赤だけで塗る方がいいと思います。
因みに緑の塗料は、グリーンマックス鉄道カラーの36番「青緑1号」が最適かと思いますのでお試しあれ。
「巡視船は緑でもいいわけだね」
「そうだ」
「青緑1号ってなに?」
「いい質問だ。鉄道モデラーならすぐ答えられるはずだ」
「君は答えられるのだね?」
「残念。自分には無理だ」
「ぎゃふん」
「なのでWikiPediaを引く」
青緑1号より
国鉄部内での慣用色名称は「エメラルドグリーン」である。マンセル値は「2BG 5/8」。
1967年(昭和42年)に常磐線に103系が投入される際に、ラインカラーとして採用された。常磐快速線車両の地色、常磐緩行線車両の帯色として使用されている。
「エメラルドグリーン!」
「厳密には似ていないが、自分がヤマトに塗ったのもエメラルドグリーンであった」
「わはははは。凄いオチがついたな」
オマケ §
「海保の船なんて見るのかい?」
「そうだな。実はゆりかもめでレインボーブリッジを渡ったあたりにの岸壁に何隻も並んでいることが多いな」
「そうか」
「でも海保じゃなくても、緑の船底は見ている気がする。咄嗟に具体例を出せないけど」
「記憶が曖昧だね」
「そりゃそうだ。まさかそれに意味があるとは思ってなかったから」
ミラレタ! §
Subject: 1/1000ヤマト建艦記録その23・お化粧開始なるも……
Keyword: 【▲→トーノZERO→アニメ感想→宇宙戦艦ヤマト】
URL: http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20120829205420
名前: S.AOI
本文:
艦底緑の1/1000ヤマト、キャラホビ会場で小林誠さんが見ていたようですね。29
日のブログでトーノさんの名前も挙げて紹介していましたよ。ご覧になりましたか?
「み、見られた!」
「おまえは、宇宙人のミラレタかよ」
オマケ2 §
「ミラレタって、ミルだよな」
- 宇宙人
- 緑の肌
- ミラレタという名前 (ミル=見るの過去形がミラレタ=見られた)
「それ以前にミラレタをみんな知らないと思うぞ」
「ミラレタはNHK教育のビットワールドという番組内の1コーナー。NHK教育のくせに毎週秘密結社鷹の爪を放送している太っ腹なのか怖いもの知らずなのか分からない番組」
「ヤマトとの関係は?」
「不明。しかし、もしかして関係があるのかも知れない。ヤマパにビットワールドのスタッフが紛れ込んでいたら怪しいと思え!」
宇宙人のミラレタ §
緑の肌の宇宙人が1/1000ヤマトを発見する。
「はっ。これが地球人の対宇宙侵略者向けの決戦兵器だな。こんなもの、緑にしてやる」
超能力でヤマトが緑になる。
「お、お客様!?」
驚いた店員が見ている。
「み、見られた。誤魔化さねば……」
オチその1 §
「これはグリーン トウキョウ ガンダム プロジェクトなんですよ」
「……」
「これはグリーン トウキョウ ガンダム プロジェクトなんですよ」
ガンダムに見えねえ!
「額にツノを付ければ、ほら何でもガンダム。あ、額が無い……」
オチその2 §
「これはグリーン ドラえもん プロジェクトなんですよ」
「……」
「これはグリーン ドラえもん プロジェクトなんですよ」
ドラえもんに見えねえ!
「ほら。アナライザーも青く塗ったら、僕ドラえもんです」
オチその3 §
「みんな忘れてますけど、ゴレンジャーにはミドレンジャーもいるんです」
「……」
「みんな忘れてますけど、ゴレンジャーにはミドレンジャーもいるんです」
店員はそんな産まれる前の戦隊は知らなかった。
「いいわね、行くわよ、ミドッーーー!」
オチその4 §
「ソイレント グリーンって美味しいよね」
「……」
「ソイレント グリーンって美味しいよね」
店員はソイレント グリーンが何から出来ているか知らなかった。
「知らない方がいいこともある」
結末 §
「宇宙人のミラレタの調査活動は続く。ガトランティス帝国に報告を送るまで頑張れミラレタ!」
本題 §
「逆舷の凹部にも黒を入れた。このまま艦尾に向かって色を入れていきたい」
「最後に本題って、それはないぜ」
「前回と左右が違うだけで目新しくないからな」
「しかし、何か語ることがありそうだね」
「実は甲板の黒、艦底の緑、艦体の明るいグレーの次に、パネルラインを強調しない、という爆弾がある」
「えっ?」
「大きな物体は小さな部分パーツ単位で強調すべきだ。それでこそ、大きさが引き立つ。ヤマトのパネルは大きすぎて全体の大きさをイメージするのにあまり役に立たない」
「それが君なりの演出ということだね」
「そう。腕が無い分だけ、そこは色の工夫で頑張るしか無い」
「ひ~」
「というわけで、少し薄め液を入れて柔らかいつや消し黒を作って流し込んでいるよ」