「おかしい、読まなくていいと言ったはずなのに読まれている」
「その方がむしろ読まれるのでは?」
「ひぇ~」
ID: 20120901010234
Subject: 1/1000ヤマト建艦記録番外・俺はどこから来てどこへ行くのか
Keyword: 【▲→トーノZERO→アニメ感想→宇宙戦艦ヤマト】
URL: http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20120901010234
名前: 3gou
本文:
トーノ・ゼロさま
はじめまして、毎日楽しく、興味深くブログを読ませていただいてます。
模型の塗装における補色の話、普段模型関連ではまず聞かない話なので面白いです。
自分が思うに、模型塗装に置いて補色が用いられないのは模型用の塗料が絵の具に比べ発色や隠ぺい力が貧弱だからではなかったかと思います(今は割と良い塗料が開発されてきましたが、昔は酷かったです)。
赤や黄色は特に隠ぺい力が低いので、下地を白にしておく必要がありました。
それでは補色を塗る必然性がありません。
またモデラーは塗膜が厚くなることを嫌う風潮もあります。
あと、戦車や飛行機では緑やグレーといった隠ぺい力の強い塗装が主ですので下地はグレーで問題なかったからだと思います。
スケールモデラーは必然的に模型の中に人間の存在を想定しますが(要するに自分がコクピットに乗る様子を想像してみる)、ガンプラモデラーはその視点が弱いと思います。
ましてガンプラを作らない普通のアニメファンは、ますますMS=自分という視点になってしまうのでしょうね。
ではまた。
「補色の問題はどう捉えるかはいろいろな視点があるのだが、時限流に限った話をしようか」
「どうなんだい?」
「時限流の前段階のトライアルでは、いろいろな塗り方を試したがその時に痛感したのが模型用塗料の隠蔽力の弱さだ。シンプルに塗っても下地がチラチラ見えてしまう。かといって、分厚く塗ったらみっともない。だから、時限流の塗りは『見えてもいいよ』という開き直りなのだ。つまり、下地+表面で最終的に色が成立する。だから、下地に赤を塗ったらその赤は見えてもいいですよ、というかむしろ、見えるべきとして塗っているわけだ。見えた結果の赤と、表面の緑が合成されて最終的に見える色になる」
「微妙な混色ってことだね」
「そうそう。色がそこで混ざるわけ。混ざることが前提の色設計なの」
「それは隠蔽力の弱さが前提ということだね」
「そうなんだ」
「それでなぜ補色なの?」
「別に補色でなければならない、というわけではないのだが、理由は互いの色を強調し合うから」
「違う色がわざわざそこにあることが分かりやすいってことだね」
「違う色があるけど混ざり合っている微妙な状況が時限流の意図した色使いだ」
「それだと汚くならない?」
「実は、それが汚しなんだよ」
「えー」
「わざわざ入れるテクニックとしての汚しではなく、塗装の過程で入る汚しの要素なんだ」
「なんて深慮遠謀」
「だから綺麗な模型には向かない塗り方だよ。軍艦XX新造時とか、綺麗な模型には凄く向かない」
「ひ~」
Subject: 1/1000ヤマト建艦記録番外・俺はどこから来てどこへ行くのか
Keyword: 【▲→トーノZERO→アニメ感想→宇宙戦艦ヤマト】
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名前: トモネコ
本文:
「分かりました!」
ナゼ「時限流」と「低級・指南」に共通点が多いのか!
トーノ様はご幼少の時に美術の(しかも高度な)教育を受けていられた訳ですね。
・武蔵野美大・
このサイトに名前の出るモデラー(模型関係者)の名前が皆、武蔵野美大出身者です。
横山宏(日本画)、小林誠(デザイン)ローガン梅本(市村弘)、松本州平
皆、そうです。
トーノ様の好む作風がアート系の訳が理解出来ました。
以後、「時限流」についての書き込みは止めますね。
私があれこれ言ってウザかったのでは?
本当に申し訳ありませんでした(反省)
・オマケ・
「好きな物は赤く塗れ!」
海洋堂のワールドタンクミュージアムで第二弾のシークレットが赤いタイガー1でした。
当時の私は何故考証無視の「赤トラ」?
(ガッカリ)でした。
今なら少し理解できます。
「赤く塗れ」は海洋堂初代社長の言葉だった様な
(記憶いいかげんですが・・)
それではまた
「別に高度な教育は受けてないので、気にしない気にしない」
「街の良くある絵の教室に通っただけだね」
「そうそう。理想はあっても理想では食えない絵描きの先生が生活費を稼ぐために子供の面倒を見ているような、そんな教室だよ。たぶんね」
「ひ~」
「だからウザイとかそんなことは思っていないから大丈夫。むしろ、なかなかトモネコさんの話題を取り上げられなくて申し訳なく思っていたぐらい。たくさんメッセージを送ってくれたのに、ぜんぜん扱えずに申し訳ない」
「そこかっ!」
「しかし、みんな武蔵野美大出身とは目から鱗だ」
「武蔵野美大ってどこにあるの?」
「国分寺の先の方だな。西武国分寺線『鷹の台』下車だ」
「かなり遠いね」
「でもさ。ヤマト2199は東京西部の模型人脈が支えていると言ったことがあるけど、東京西部という地域の奧に鎮座していたのが武蔵野美大ってことだ」
「人脈のバックに控える礎石なのだね」
「ちなみに、皇居を中心とするなら、実はカフェクルーも西側にあるし、ヤマパをよくやる和光市も埼玉県に入ってしまうが西側にあたる」
「えー」
「もっとも漫画家が多いと言われる西武池袋線も東京西部だし、アニメ会社が多いと言われる杉並区も東京西部。そっちに集中しているのはヤマトに限らないかもしれない」
オマケ §
「東京東部には何か無いの?」
「田河水泡のらくろ館が森下にある」
「それは時代が違いすぎるぞ!」
「でも、田河水泡の弟子の長谷川町子の美術館は世田谷にあって、やはり東京西部に来てしまう」
「ひ~」
オマケ2 §
Subject: 1/1000ヤマトの価値・別の意味での1/1000艦船模型論
Keyword: 【▲→トーノZERO→アニメ感想→宇宙戦艦ヤマト】
URL: http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20120816080600
名前: トモネコ
本文:
「ボカッ」
「貴様それでも地球人か!」
「同胞の仇を打つんだ
ぞ!」
DAICONフィルム版の帰ってきたウルトラマンDVDについて最近この作品がDVD化され限定三千部発売された事を知り今更、手に入らないと諦めていたのですが、トーノ様のパッケージを見て一応調べてみたらなんとゼネプロから再販されていました!
昔、サークルの仲間と共同でβのソフトを買いました。
当時ゼネプロは他の作品(愛国戦隊大日本など)とフィルム公演の全国巡回をやっていて、XX市にも来てもらいました。
発起人をやったりしています(汗)
高価ですが買ってしまいました(汗)
私の毒電波がトーノ様に届いているような気がします(汗)
DVDを買う金があれば以前から紹介されて、最近広告がリンクされているYAMATOの本を購入するべきかもしれませんが(汗)
「調べた結果、以下のことが分かった」
帰ってきたウルトラマン マットアロー1号発進命令より
なお、本作品を製作したDAICON FILMが、のちにアニメ制作会社のガイナックスとなり、製作・出演陣の大半もプロの映像作家となったことから、円谷プロと円谷ミュージックの許諾を受けて、2001年にガイナックスがDVDソフト化し、本来のタイトルで、通信販売のみの形により期間限定で販売したが、2004年に販売を終了している。
ただし、2012年7月14日から東京都江東区三好(木場地区)の東京都現代美術館において開催されている企画展「館長庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」展に合わせて、同年8月1日より、同美術館、ならびに、ガイナックスの公式ネット通信販売ショップなどにおいて、本作のDVDソフト(ハイブリッド版DVDソフト)が特別に再発売され、前回の発売時と同じく、通信販売のみの形により期間限定で販売されている。
「というわけで、なぜかピッタリ再販のタイミングで話題にしたことになる」
「ひ~」
「庵野ファンは買うように」
「君も持ってるわけだね」
「庵野ファンじゃないのに持っている」
「ひ~」
「ところで、まだオチを言っていない」
「まだあるのかよ」
「ここに名前が出てくるガイナックス。所在地はどこか知っているかい?」
「大阪?」
「いや。東京都三鷹市にあるんだよ」
「これも東京西部か!」
オマケIII §
「ガイナックスの所在地はより厳密には東京都三鷹市下連雀」
「それで」
「三鷹も下連雀も青空少女隊の登場人物の名前だ!」
「ガイナックスのアニメじゃないのに!」
オマケ新たなる旅立ち §
「赤く塗れってそういう意味なの?」
「そうだ。シャア専用ザクは赤く濡れ!」
「えー。全国100万人のシャアファンは赤く塗ってると思うぞ」
「デスラー戦闘空母は赤く塗れ!」
「えー。全国100万人のデスラーファンは赤く塗ってると思うぞ」
「君の教科書も真っ赤っか」
「おいっ!」