ID: 20120813235936
Subject: YRA第11回感想
Keyword: 【▲→トーノZERO→アニメ感想→宇宙戦艦ヤマト】
URL: http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20120813235936
名前: トモネコ
本文:
トーノ様のクラスの人材ならば、ヤマトの中央戦闘室での勤務です!
「藪」は私のような現場作業者3K勤務者にお似合いです。
(実際ツナギを着込み、油とヘドロまみれの私の姿を見て通りすがりの社員が「オレならこんな仕事をやらされれば会社を辞める」と言われた事もあります)私自身は現場に誇りを持っていますが・・
事実、自動車業界は本当にキツイ部署は皆、日系外国人の方です。
(話が変な方に行きスミマセン!)
むらかわ氏のコミックでは「藪」にロマンスがあるそうなので期待ですね!相手はだれだ!?
2199では「藪」にもアホ毛がある事に今気付きました(汗)
もうアホ毛の文句は言いません!
それではまた
「ヤマトそのものがエリート集団なので、おそらく以下のような感じだと思う」
- たとえて言うなら東大卒クラスしか乗れない
- 戦争中でかなり人が死んでいるから早慶ないし六大学クラスでも乗れるかも知れない
- 学歴で無ければ実績。薮はあれでも旗艦の機関員だったわけで、情けない下っ端でも実績はある。少なくとも徳川や山崎から『要らないから帰れ』とは言われない程度の仕事はしてきた
「それって何が言いたいの?」
「だからさ。自分がヤマトに乗れるとしたら現場でたたき上げて実績を作るしかないだろう」
「3Kの現場で頑張るしか無いってことだね」
「ちなみに、自分は3Kで何が悪いと思うぞ。今の日本の衰退は日本人が3K職場を避けるから起きている事態だろう」
「そこまで言うの?」
「ああそうさ。このへんの職場だって、かなりきつくて汚いぞ。油で汚れないだけで、汚い話は日常的にうじゃうじゃあるし」
「それって、シャワーなんかじゃ消せない汚れがあるってこと?」
「そうそう。シャワーなんかじゃ消せない愛はないわけ。あるのは汚れ。それと比較すれば、シャワーで流せる汚れなんてずっとマシ」
「なんかデジャブが」
「そうそう。大東亜戦争前夜の日本に似てるよ。若い人は知らないだろうけど」
「年齢的に君も知らないはずだよ」
「遺産を食いつぶして太平洋戦争やって負けて諸外国に付け入る隙を与えて山ほど領土問題を抱えるような事態がまた起きるね。北方領土問題? 馬鹿を言っちゃいけない。今度日本が墓穴を掘ったら北海道ぐらいロシアに持って行かれるぞ」
「ひ~」
「だからさ。3K職場に耐えられる気力が無いので安い挑発にすぐ乗る人ばかりに日本はなった。安い挑発に乗ると、安い成果のために高価な代償を支払うことになるが、挑発に対して耐える力が無いと乗っちゃう」
「何があろうと戦争はやってはダメってことだね」
「そうだ。戦争をやるとあらゆる理屈が強制的にねじ伏せられる。敵からも味方からもだ。だからいざ開戦したら、子供みたいな屁理屈で世の中が自分の思い通りになると思うなよ」
「開戦に賛成した恩義も無視されて虫けらのように捻り潰されるわけだね」
「『その土地は基地に都合がいいから、3日以内に立ち退け』とか通知されて、逆らうと怖い兵隊が来て非国民扱いされるぞ」
オマケ §
「むらかわコミックは薮の扱いがいいから良いね。徳川太助以上にいい。何しろアニメにあった太助の出番が消えて薮が出る」
「気に入ってるね」
「そこはね」
「薮をひいきにする人が他にいるかかなり怪しいな。そういう意味で親しみを感じるぞ」
オマケ2・模型について知らない方が良いこともある §
「目から鱗が落ちた。Jコミのメルマガだ」
以下、私の持論ですが、電子書籍が売れないのは、紙の本と違って「所有欲」
を満たせないからです。読者は所有欲が満たせないから、代わりに「安くして
欲しいなぁ」とか色々文句を言うわけ。
所有欲を満たせる物質商品(紙の本やゲームパッケージ等)の場合、「積ん
読」や「積みゲー」といって、「すぐには読まないのに、とりあえず買わせて
おく」ことができます。娯楽商品はつまるところ消費者の時間の奪い合いであ
り、人の時間は有限なので、「消費できないのに買わせる」ことはとても重要
なのです。
「積みゲー?」
「この問題は模型にも連動しうる。積んどくモデラーも世の中には多い」
「つまり君は何が言いたいの?」
「だからさ。模型の消費を最大化させるにはどうすれば良いのか」
「素早く作る方法を用意する?」
「そうじゃない。作らせないで積ませるのだ」
「えっ?」
「完成したら次のキットを買うという方法論では、組み立てに要する時間が律速になって儲けがある程度以上に増えない」
「もっと加速できるというの?」
「作らないで積めば組み立て時間はゼロだ。買って貰えるキットの数を最大化できる」
「でもいつか飽和しちゃうじゃ無い」
「だからさ。リニューアルアイテムの出番だよ。『ガンダムなら積んであります』という客には『改善されたガンダムバージョン2です』と商品を提供する。すると、バージョン1はフリマでたたき売ってバージョン2を買う」
「でもさ。作ることが前提のキットを買って作らせない、ということが可能なの?」
「可能さ。雑誌で絶対に真似ができないような凄い作例を並べれば良い。そうすると、いつか俺も作るぞとは思うが、それは未来のことになる。今は作らない」
「そんな底の浅い戦略なんて、ばれたら乗れないじゃない」
「そこで重要なポイントは、このシステムが送り手のみならず受け手からも歓迎されていることだ」
「えっ?」
「模型は本気で作ると大変だが、手を抜いても馬鹿にされる」
「そ、そうかも……」
「だからさ。作りたくないんだよ。作ると大変だし、手は抜けない。最善の策は先送りという名目で作らないこと。模型雑誌の凄い作例を見て蘊蓄を垂れている方がずっとまし」
「えー」
「キットもどんどん作れないぐらい細かくなっていくわけだ」
「酷い話だね」
「だからさ。バベルの塔は崩壊したのだ」
「崩壊してどうなったの?」
「模型が売れなくなってきて、ハセガワが架空機も痛機も扱うようになる。それどころか、架空機の痛機という既に何が何やら意味不明の世界に入り込んでしまっている」
「ひ~」
「あるいは、作るって楽しいよねという基本に回帰した世界が再び出てくる。原点に回帰しないとキットのバリューが訴えられない」
「ともかく作ってもらわないと次を買って貰えないわけだね」