2012年09月13日
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復活篇とブルーノアの問題再び

Written By: トーノZERO連絡先

「ヤマトのデザインには息苦しい部分があって、だからこそ第18代YAMATOのデザインを好感する部分がある」

「そうか」

「だからさ。復活篇も最初にブルーノアが出てきて、息苦しさから開放してくれるから、あとからヤマトが出てきても息苦しいとは思わないわけだ」

「そこが復活篇の良いところというわけね」

「そこでハッと気づいた」

「なに?」

「復活篇のブルーノアは、かなり破壊された状態で古代が乗り込んで敵と交戦して、更に壊れた。そのままブルーノアは放棄され、輸送船ゆきで地球に帰ってしまった」

「うん」

「だからブルーノアはここで放棄されている」

「そうだね」

「しかし、2520時代にまで存続している。それはなぜか」

「壊れて棄てたはずなのに2520年には現役っておかしいよね」

「そこではたと気づいた」

「なんだよ」

「DC版のラストシーンでは、旧式艦ばかり出てくる。地球はひどい艦艇不足なんだよ」

「新世代艦は大ウルップ星間国家連合との戦闘でほとんど潰されてしまったからね」

「だからさ。そこで残骸同然のブルーノアをわざわざ回収して修理する意味があるわけだ。アマールの衛星に移住しただけなら、あのクラスの巨大艦を自力で新規建造するのはおそらく無理。何しろヤマトよりでかい。一方で、準同型艦のブルーアースは残存しているのだから、予備パーツを融通して修理に使うこともできるだろうし、もし『アマールの衛星に政府を再建したらブルーアース不要』ということなら、ブルーアースの部品を使ってブルーノア再建もできるわけだ」

「それが追い詰められた人類にできるぎりぎりの選択ということだね」

「そうだ」

「ブルーアースじゃダメなの?」

「軍艦じゃないからな。自衛用には使えない」

「武装を乗せても?」

「軍艦と民間船の違いは武装だけじゃないからさ」

「民間船に武器は積めないの?」

「たとえば特設巡洋艦というものがある。民間船に武装を乗せただけだ」

「あるじゃないか」

「でもさ。特設巡洋艦は通称破壊戦に投入されて艦隊決戦には連れていかない。速度も防御力も違うからな」

「まさか」

「ブルーアースだって、同じ機関出力、同じ装甲が使ってあるとは限らない。見た目は武装しか違わないとしてもね」

オマケ §

「しかし、このタイミングで2199より復活篇を嬉々として語るのは少数派だろうな」

「わははは」

更に §

「なんて話を昔したら、公開のタイミングが合わなくて遅れた」

「それで?」

「考えてみたら、ブルーノアは重要だ。あれは活躍して2520時代まで残らねばならん」

「どうすればいいの?」

「アマールを守って僚艦を全て失いつつも孤軍奮戦。そんな見せ場があってもいい」

「ヤマトは?」

「最後のブルーノアも敗北しそうになる。そこで、逆転の秘策をひっさげてヤマトが戻ってくる」

「ヤマトもブルーノアも見せ場ができるわけだね」

「ここで重要なことは、最後まで生き延びたラッキー艦のブルーノアをいつまでも大切に使おうというモチベーションと、最強艦にヤマトの名前を付けて継承していこうという機運のどちらも産まれること」

「なるほど」

別案 §

「別の案を考えたブルーノア共闘案」

「は?」

「ブルーノアが異次元断層に落ち込んで宇宙空母ブルーノアの世界に行ってしまう。そこで両者が共闘する。2隻のブルーノアが舳先を並べてゴドムと戦うのだ」

「なぜそんなことをするんだ」

「最後にブルーノアが元の世界に戻るんだけど、戻ってみると浦島太郎。既に西暦2520年近く」

「古い船が2520年に存在する理由付けが来た!」

「異次元経由でパラレルワールドに行くなら宇宙空母ブルーノア世界がヤマト世界と違っていても問題ナシ」

「えー」

「見どころは、やはりコスモパルサー編隊のとなりに旧ブルーノア艦載機編隊が飛んでいるところだな」

「そんな夢を見ているのは君だけだよ」

オマケ §

「どうせだから、ヒロインにも汚れ仕事をしてもらおう」

「どうするんだよ」

「旧ブルーノア側は土門ケイ。新ブルーノア側は固有の女性乗組員の設定が無いので、思い切ってユリーシャが乗っていたとしよう」

「オチが見えた気がする……」

「汚れ仕事(ダーティーワーク)専門ペアのケイとユリ。略して……」

「もう言わんでもいいわい」

「ちなみに、旧ヤマトにも旧ブルーノアにも安彦さんがスタッフにいたから、ケイとユリは土器手版じゃなくて安彦版のイメージで」

「おいおい」

「やはり、ブルーノア共闘はやるべきだね」

オマケ §

「JコミプレミアのSTAR DIVER (船戸ひとし)が凄い (どうも年齢認証を経由するとこのリンクに直接飛んでくれないようだ)」

「何が凄いの?」

「これは18禁エロコミックのはずだ」

「うん」

「ところが開いた瞬間、スカイダイバーとしか思えないメカがどどーんと描いてある」

「えー」

「スターダイバーという宇宙船なのだが、どう見てもスカイダイバー。しかも説明にDFO迎撃の準備はできたとか書いてあるし。本編にはSIDとか出てくるし。しかもスター1を発進させるときになぜか海面を生成するし。沈んでいくスターダイバーに閉所恐怖症の登場人物だし」

「えー」

「なんて恐ろしいと思ったら次のエピソードは最初にどどーんとクラウドベースにしか見えないメカが」

「えー」

「アルファ・イーグルとかいう宇宙船は出てくるし。最後にイマイモドキのパッケージ絵が出てくるし」

「世の中は広いのだね」

「あーびっくりした」

「でも、商業的にそれで成功しているの?」

「1冊の本の中での割合は低い。大半は普通のエロマンガ」

「普通のエロマンガを喜んで読んだのか?」

「いや、飛ばした」

「……」

宇宙戦艦ヤマト

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