「既に2つのことを指摘した」
「2つってなに?」
「1つめはこれ」
「ヤマト2199の真の姿おぼろげに見えた」
「それは何?」
「39話構成案ないし52話構成案が実現されていたらもしかしたらあったかもしれない話を実現することだ。だから、急ぎ足で太陽圏を突破している」
「26話で26話に収まらなかった話を入れるから急ぐ必要があるということだね」
「そうだ。だからいろいろな意味で実際には無かった何かが内包されたまま進行する」
「何かって何?」
「たとえばゲール艦隊であり、ヤマト艦内の反乱の目だ」
「2つめは?」
「これ」
「ひおあきら版を取り出してぺらぺら見たのだが」
「うん」
「ひおあきら版は偽装を解除する前に宇宙空母を主砲で撃ってる」
「えー。2199と同じ順番じゃないか」
「そう考えると2199も間違いとまでは言えない」
「なるほど」
「棄てられたロボット兵士も出てくるので、ガミロイドもそこから離れ過ぎているとまでは言えないことになる」
「なるほど」
「しかも、アナライザーにだけ心を開いているのだよ」
「えー」
「ひおあきら版はTVアニメに忠実ではないが、独自展開では無くより原形企画に忠実であるという仮説が正しいなら、この2つは同じ事を言っている」
「つまりなに?」
「ヤマト2199はより原形の企画に近いヤマトを指向している」
「えー」
「だからさ。偽装解除前に宇宙空母を主砲で撃つことも、2機編隊のコスモゼロが冥王星基地に迫ることも、敵のロボットがアナライザーにだけ心を開くことも、ゲール艦隊が出てくることも、全部ひおあきら版の特徴であり、より原形の企画に近い形態だと考えられる」
「えー」
「すると、女性クルーが複数いることも無理がない。なぜなら森雪が紅一点という設定はヤマト1974放映中に急遽決定されたものであり、かなり新しい設定だからだ」
「なんだそれ」
「ならば、いくつかの仮説が立てられる」
「なんだよ」
- ガミラスで反乱が起こるかもしれない
- 亜空間戦闘が発生する
- イスカンダルを前に沖田が死ぬ
- イスカンダルは自爆する
- 突っ込んでくるデスラー艦は横ロールで対処する
「亜空間戦闘ってなに?」
「ひおあきら版ではワープ中にドメル艦と交戦する展開があるが、これは2199では成立しない。ワープは一瞬で行われ、知覚できないからだ」
「じゃあ無理じゃん」
「そうじゃない。知覚できるワープが存在する。それが異次元断層に落ち込んだ時だ」
「海の中モドキか」
「ふふふ。そこで、もう1つの情報がここで整合する」
「なんだよ」
「ズバリ、潜宙艦だよ! ガルマンウルフ的な潜宙艦の存在がピタリと決まる」
「えー」
オマケ §
「ちょっと無理かなと思ったひおあきら版の展開」
- バラン星はヤマトの戦車隊で攻める
- ヤマトに爆撃装備
- ハーロックが出る
「さすがにヤマトがあのサイズでは戦車隊を搭載していた設定は無理だね」
「爆撃装備も無理だ……と思ったらそうでもない」
「えっ?」
「冥王星で潜水艦行動中に艦底からミサイルを打ち上げた。あれが爆撃装備相当なんだよ」
「神様の姿が見えないぐらいガミラス本星を壊滅させるには、下向きの装備が必要ってことだね」
「そうだ」
「しかし、ハーロックは無理だろう」
「もちろん、サンマ傷の男は出せぬよ。権利関係がグチャグチャになりすぎるし、そもそも出す必要も無い。ひおあきらのハーロックは宇宙海賊とは別物だ」
「実は生きていた古代守が正体を隠して人知れずヤマトを守っていればいい訳だね」
オマケ2 §
「ヤマト2199に戦車隊は載っていない。あのサイズでは載らない」
「うん」
「でもさ。戦車でバランの基地を攻めることは不可能じゃない」
「どうするの?」
「力持ちのヤマト乗組員が強引に敵戦車の車内に入って、ポイポイと乗員を放り出せばいいんだよ」
オマケIII §
wordcloudで2199を調べる (出てくる内容は検索するごとに変化します)
たくましいオマケになれと §
「航海日誌Vol.1を何気なく見ていてハッとした」
「なんだよ」
「航空隊員に田熊というたくましい男がいる」
「は?」
「たくましい男になれと父さんがつけた名前だ」
「タクマ?」
「パイロット、たくましい男、タクマと推定される読み。これはもう、タクマとしか考えられないだろう」
「その他乗組員にそんな隠しネタがあるとは」
「ちなみに林の全身設定画はコーヒーカップを持っている」
「コーヒーネタの時の登場人物ってことだね」
「あとパイロットは沢村翔だけ、その他キャラなのに下の名前が書いてある。これは謎だ」
「岩田新平と遠山清も下の名前があるよ」
「きっと、この3人には何か秘密があるんだな」
「何だろう」
「取りあえず、遠山清のモデルはきっと山下清なんだな」
「岩田新平は?」
「良く分からないんだな」