2012年10月16日
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ヤマト2199第三章3回目の鑑賞の感想・重大事件勃発の予感

Written By: トーノZERO連絡先

「ヤマト2199第三章、昨日は劇場で3回目の鑑賞だ」

「そんなに見てどうする」

「第三章なら、昔の入れ換え無しの劇場で1日3回粘ってもいいぐらい」

「まさかー」

「さて、3回目の鑑賞には実は裏の意図があったのだ」

「なんだよ」

  • SF趣味もミリタリー趣味もアニメ趣味も一切無い、完全な普通人の母親に第三章をいきなり見せて、どう受容するか

「つまり、どういうこと?」

「そういう一般人にいきなり見せて面白いと言ったら本物ってことだ」

「結論は?」

「言ったよ」

具体的な内容 §

「こんな感じかな」

  • 当初は少し寝ていたりした
  • 途中で座り直して最後は目を大きく開けて見ていた
  • 10話が面白いと言った (が、それは最後だから印象が強いだけかもしれない)

「最後はこっちが驚くほど真剣に見ていたから、やはり第三章は本物だろう」

「9話じゃ無いのね」

「そこはこちらも驚きだ。でも10話も出来が良い」

劇場の感想 §

「平日の最初の上映なので、かなりハンデがある。でも、予想以上にかなりの客が入っていた。座席もかなり埋まっていた。特に後の方は空席を探す方が難しいぐらい」

「へー」

「出るときに聞いたのは『キャットファイト』と言っていたおそらく若い男性集団と、『戦闘が少ないが人間が……』と言っていたカップル」

「キャットファイトって?」

「たぶんメルダと山本の格闘」

「戦闘が少ないって?」

「でも嬉しそうに言っていたから、戦闘が少ないのは正解だったのだろう」

「そうか」

「ちなみに、キャットファイトは意味深だぞ」

「どこが?」

「昔は旧ルパンの第1話が『くすぐりマニア』というマニアックな趣味をいたいけな子供に植え付ける罪作りなアニメだった。2199はキャットファイトマニアを産み育てるかも知れない」

穴の通過 §

「10話の穴が海峡に見えた」

「そんなバナナ」

「海峡が無くなったので、穴を通過するビジュアルは10話に持ってきたのだろう」

「えー」

「あと、ヤマト1974第1話の100式探索艇のランディングギアは、2199第9話で見せてくれた」

トラクタービーム §

「地球では牽引ビーム。ガミラスではトラクタービームと呼んでいるのかな?」

観測員9号の真実 §

「観測員9号って、AU-09ってことだね」

「女の子の尻を追いかけて、いや撫でて、僕はロボットだと認識して終わるわけだね」

「その場合、女の子=オルタ=イブと思うなら彼女も機械で良いのだが、もしも森雪と捉えると面白いことになるぞ」

「1年以上昔の記憶が無い森雪は人造人間説」

「セクサロイド・ユキと言いたまえ」

「ぎゃふん」

観測員9号の真実2 §

「結局、スカートめくりが封印されたアナライザーの怨念が噴出したのが観測員9号ってことだろうね」

「女の尻を追いかけて旅立ってしまうわけだね」

「そう言うと男の欲望丸出しだが、上手く綺麗な話に誤魔化してある」

「ひ~」

「観測員9号とは、アナライザーの脳内自画像なのだろう」

「ところで、ウルトラセブンは?」

「観測員7号……じゃなくて恒点観測員340号」

イズモ計画の真実 §

「そういえば、イズモ計画とは反ヤマト計画になるようだが、イズモ計画の旧称がヤヨイ計画だとすると、松本ワードが否定的に使われていることになって興味深いぞ」

「そんなのイヤヨと言われそうだね」

「でも、永遠のジュラ編はやるっぽいぞ」

イズモ計画の真実2 §

「なんだとっ! イズモ計画が中止!? ヤマト計画に取って代わられる? なぜだっ!」

「移住先の調査そっちのけで、プロジェクト名ロゴ入りカップとかノベルティグッズ作りに邁進するからです」

「だって闇で売ると儲かるんだもん!」

イズモ計画の真実3 §

「なんだとっ! イズモ計画が中止!? ヤマト計画に取って代わられる? なぜだっ!」

「戦闘主任が島根親善大使の吉田君だからでしょう」

「出雲は古代へのロマンが溢れているじゃないか」

「あっちも戦闘班長が古代です」

放射能除去装置の真実 §

「第四章の概略あらすじを見てからもう一度第三章を見るとハッとした」

「なに?」

「沖田と徳川が酒を飲んでいるところで、実はかなり不穏当な発言が出てきている」

「なに?」

「沖田と徳川は、死んだ者達に責任があるという」

「何の責任?」

「そして、誇りある軍人として嫌み無く高潔かつ大胆に描かれるメルダは、地球側が先に攻撃したと言った」

「まさか」

「ヤマトは揺れるぞ。どうだこの揺れごこち、なんて濃硫酸の海で暢気に浮かんでいる場合じゃないぞ」

「第3艦橋が溶け落ちるぐらい、あっさりとヤマト常識が溶け落ちそうだよ」

オマケの真実 §

「あえて言おう。ヤマト常識とは、実は縮小再生産を繰り返していたと言える」

「どういう意味?」

「放送されたヤマト1974に対して、小説やコミックはとてつもなく乖離が激しく、そこに商品価値のミスマッチがあった。だから、小説は繰り返し出版され、どんどんアニメに忠実になっていった。例外的に熱血小説のような特殊な作品が生まれることはあれど、基本線はどんどんアニメと同一化して行ったと言える」

「それにどんな意味があるの?」

「思いだしてくれ。アニメに忠実な若桜木虔版宇宙戦艦ヤマトと、忠実じゃない石津嵐版宇宙戦艦ヤマトのどちらの印象が強い?」

「そりゃ。島が真田を殺してヤマトが地球に帰還しないで放射能除去装置もない石津嵐版の方が印象に残るよな」

「そうだろう。結局、サプライズは必要であり、どれほど同じ話をリメイクしても常に逸脱は必要とされるのだ。もし、逸脱が無ければそれは読まなくて良いものであり、商品価値が減る」

「それって?」

「『ヤマトいまどのあたり? XX星のあたり? 分かった。あのへんね。それだけ分かれば別に見なくても分かるからいいや』と言わせたらオシマイということだ」

「だからSBヤマトはヤマトからどんどん話がずれていくわけだね」

「復活篇だって、昔のヤマトの常識では見ることができないようになっている。あれは本当に見ないと分からない」

シロシンタさんの真実 §

「オーディオコメンタリーで観測員9号の話をリクエストしたシロシンタさんの正体はばらしているけど……」

「シロシンタさん?」

「問題はなぜこの話をシロシンタさんがリクエストしたのか」

「?」

「実はシロシンタさんも、自分を観測員9号の同類と思っているのではないだろうか」

「分かった。シロシンタさんって島だろう。島が実は人造人間なんだろう。で、真田さん殺しちゃうのだね?」

「かなり違うぞ」

「分かった。シロシンタさんって、モロボシ・ダンなんだ。モボを除いて、ダをタに読み替えて並び替えるとシロシンタさん」

「それは恒点観測員340号。観測員9号じゃないって」

特撮の真実 §

「結局セブンネタで終わってしまった」

「ダメだろそれ」

「いや。2199と特撮は親和性が高い。特にウルトラ」

「たとえば?」

「ワンダバでファルコン発進とか」

「ぎゃふん」

「たぶん立ち寄れるものなら、2199ヤマトは途中でM78星雲に立ち寄ったことだろう」

Twitterの真実 §

「凄いものを見た」

「なに?」

「藤島康介さんと椎名高志さんが寝台列車の話をしている」

「何が凄いの?」

「そういう作家間のやりとりって、後書きまんがとかでチラッと出てくるぐらいで、それもどこまで脚色されているか分からない。でも、自分も使っているシステム上で大物が公開でやりとしていれば、それはライブなんだよ。ナマなんだよ」

「でもさ。ヤマトと関係ないじゃん」

「実は今日、もっと凄いものをTwitterで見た」

「なに?」

「小林治さんが小林誠さんにTwitterで挨拶しているところ」

「そ、それは……。壮絶だ」

※ 追記: ちなみに、小林治さんと小林誠さんは、たまたま同姓というだけで特に近い関係では無いそうです。ただ、復活篇(DC版)の作品の顔になっている方と、2199のイベントの司会をいつもしている『別の意味での作品の顔』が接触する光景をナマで見るのはやはり壮絶。

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