「ヤマト2199では第3話第9話第10話のカメラが上手い。でも3つとも傾向が違う」
「どう違うの?」
「頭を捻って分類してみた」
- 第3話 特撮のカメラ
- 第9話 機載のカメラ
- 第10話 僚船上のカメラ
「どう違うの?」
「複数のプロップがあって、それを豊かなアングルで撮っている感覚が第3話。飛行機にカメラを載せてヤマトを撮っている感覚が第9話。随行する船をチャーターしてそこから撮っている感じが第10話。それぞれ、想定している撮影者の居場所が違う」
「どれも撮影者が想定されるアングルで撮っているわけだね」
「そうだ。逆にいえば、誰がどこで見ているアングルかをきちんと考えているのが上手いカメラ。それを考えないと、グッと玩具っぽくなる」
オマケ §
「ならば復活篇はどうなの?」
「復活篇には最初からこの3つのカメラが備わっている安定感がある」
「あれはハラハラドキドキしないで済むわけだね」
「カメラに関してだけはな。ストーリーにはドキドキするぞ」