2012年11月05日
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感想・「究極戦隊コウガマン劇場版3D」

Written By: 川俣 晶連絡先

「あ~る復活と聞いてもぜんぜん心は躍らなかった」

「なぜ?」

「過去だからだろうな」

「なのに、スピリッツを買ったのはなぜ?」

「ただのノリだろうな。みんな話題にするから」

感想 §

「というわけで、感想だが意外にも面白くもあり、古くも無かった」

「なんだそれ」

「つまりだな、これはあ~るではなくコウガマンなのだ」

「意味が分からない。コウガマンだと古くないのかよ」

「いちばん良かったのは、ビッグワンっぽい謎の鳥頭の司令官が出てくるところ」

「ジャッカー好きなのは分かったから」

「それでだな。使っている特撮ネタはみんな古い」

「は?」

「初期戦隊とか宇宙刑事だな」

「それは古いよね」

「でも、ギャバンは今年の映画だし、過去の全戦隊が出てくるのはゴーカイジャーでやったばかり。そこでは、2011~2012年の今のテレビ画面やスクリーンに出てくる現役キャラでもある」

「ああ、分かったぞ。アカレンジャーとビッグワンがリーダー格の映画を見てから何年も経っていないし、ギャバンは2012年の今年。だから、逆説的にネタが古くないんだ」

「そうそう。ただあ~るやったら、ただの懐古趣味になっていたかも知れない。でも、コウガマンを経由すれば違う味が出たということだ」

オマケ §

「R・高峯秀子が『あなたは堕落しました』と言ったので、けっこうそこは良かった」

「なぜ?」

「R・高峯秀子って、あまり活躍してないので」

「ひ~」

「オカマネタとお色気担当の椎ちゃんも出てくる。そこは外せないツボだな」

「無駄に詳しい」

「コンクリートじゃなくてベトンというのも無駄にマニアックで良かったぞ」