2012年11月08日
トーノZEROアニメ感想宇宙戦艦ヤマト total 2101 count

のぼうの城で考えたヤマトのこと

Written By: トーノZERO連絡先

「のぼうの城は面白かった。こういう映画を作れる人(樋口監督)がヤマトをやってくれたことは感謝すべきだろう」

「なるほど。でものぼうの城って戦国時代の話だろう? ヤマトと絡めていいのか?」

「そこなんだが」

「えっ」

「実は実写のヤマトで監督した山崎監督は『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』の実写リメイクである『BALLAD 名もなき恋のうた』も撮っているのだ」

「それがどうした」

「あれも戦国時代の話だからな」

「えー」

「結局型破りな戦国もので、優勢な敵から城を守りきるというコンセプトも似ている。不思議な話だ」

「それにどんな意味があるの?」

「実は、宇宙戦艦ヤマトというドラマは、第2次大戦よりも戦国時代に親和性があるのではないか……と思えてならない」

「まさか。滅びに瀕した大和朝廷を救うために船が大陸に向けて出航するとか……。そんなイメージか?」

「それは知らん」

「えー」

「いや、そうじゃないな。イスカンダルという名の京都を目指して戦国武将ヤマトが進撃すると、そこにあったのは滅びに瀕した政権だった……という感じか?」

「それだけ?」

「京都と大阪は双子星もとい双子都市なのだ。京都に来たと思ったら実は大阪。太閤秀吉が待ち構えているが、大阪城を滅ぼして京都に向かう」

「そこに堀は無かった。破壊の限りを尽くされた大阪には動くものも無かった。古代は知った。いま、一つの街が死んだのだ」

「見たまえ、今、我々の目の前に京都がある」

「待っているのは女みたいなお公家さん」

「おいおい」

「官位をもらったら帰るぞ。江戸に向かってしゅっぱーつ!」

宇宙戦艦ヤマト

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