2012年11月10日
トーノZEROアニメ感想宇宙戦艦ヤマトtotal 1879 count

2199第9話に忍び寄るスカイ・クロラの罠

Written By: トーノ・ゼロ連絡先

「突然目から鱗が落ちた」

「なんだよ」

「2199第9話は、1機の100式空偵が、山本と篠原の操縦で出てくる」

「それで?」

「実はちょっとこの構成は異質だ」

「なぜ?」

「本来、山本と篠原はそれぞれが戦闘機パイロットだ。だから2人で飛ぶわけが無いとか、山本が後席に乗るわけが無い……とは言わないが、微妙に異質だ」

「それで?」

「実はこの2人、既にスカイ・クロラっぽいとして指摘した2人なのだ」

「草薙水素っぽいと、篠田虚雪っぽいと言ったアレだね」

「その2人がよりよってペアになっているのは意味深だ。しかも、スカイ・クロラは基本的に1機の話なのだ」

「編隊を組むよ」

「しかし、全体を俯瞰する話にはならない。あくまで個別のパイロットの話なのだ。最終的に映画でティーチャーと戦いに行くカンナミも1人きり。単機行動」

「でもさあ。それだけじゃスカイ・クロラの罠というには弱いよ」

「ふふふ。もう1つ決定的なことに思い至ったのさ」

タイトル役職
宇宙戦艦ヤマト2199第9話演出:羽原信義
スカイ・クロラ イノセン・テイセスアニメーション監督:羽原信義

「イノセン・テイセスって何?」

「INOCENT ACES。Wii用のスカイ・クロラのゲーム版。PROJECT ACESのロゴ入りだ」

「それはアニメだけ見ていると分かりにくい要素だね」

「だからそこから逆算すると見えてくるものがある」

「なんだよ」

「イノセン・テイセスでは戦闘機パイロットのチーターが、鈍重な複座機の泉流に乗せられて要人輸送などをさせられるミッションがある」

「そうか、戦闘機パイロットがいきなりそんな機体に乗るということは泉流と100式空偵が重なるわけだね」

山本とクサナギ §

「やっぱり山本とクサナギにはイメージ的に重なる部分があるね。特に原作の小説版に行くと」

「どのへんが?」

「クサナギはアイドル化して客寄せパンダになって飛ぶなと言われてしまうが飛びたい。」

「山本も飛びたいのに飛ばせてもらえないわけだね」

「そしてクサナギも結局飛んでしまうわけだ」

「あのクサナギはクサナギの偽物で本物クサナギはカンナミなのだね?」

「ブーメラン、まだ飛んでいるか?」

オマケ §

「というわけで、山本と篠原はキルドレ説を唱えてみよう」

「なんだよそれは。いかにも無理があるぞ」

「だから笑えるネタになるのじゃないか」

「ぎゃふん」

「死んだはずのパイロットがまたブリーフィングルームに現れるのだ」

「怖いよ」

「キルドレは艦内工場で追加生産されるので尽きることは無い」

「ぎゃふん」

「おい、杉山。おまえ冥王星で死んだはずじゃ……」

「杉山? 誰ですか、僕はウクモリですよ」

オマケ2 §

「009リメイクの押井臭さと、2199のスカイ・クロラ臭は決定的に異なっている」

「どこが?」

「009の方は作品と深く絡み合ってしまって、作品の評価とは切り離せないが、2199はあくまで追加フレーバーであって、分からなければ分からないなりに流して見ても何ら困らない」

「スカイ・クロラは押井臭いとは言わないの?」

「言わない。なぜならスカイ・クロラには森博嗣臭さと、PROJECT ACES臭さも加わって、単純な押井臭さとは別者になっているからだ」

「ひ~」

「というか、むしろ敵と味方が混濁して分からなくなりつつある第三章は、むしろ森博嗣的な皮肉な世界感に接近しているとも言える」

更に言えば §

「既に指摘された通り、伊東のキャラもイノセン・テイセス的だ」

「えー」

「そう言われて見ると、伊東の部下の星名も、あまり悩んでいない忠実な好青年で、悪く言えば凡庸すぎだ。イノセン・テイセスにもそういうキャラがいたよ」

「名前は?」

「忘れちゃったよ。あまり印象に残らない忠実なキャラだったので。確か途中からTACネームがパスカルになっていたようなかすかな記憶が……」

「途中からってどういうこと?」

「キルドレだから死んでもまた違う名前で来るんだよ」

「ひ~」

むむっ! §

「分かった。ヤマト2199の隠れテーマは劣等人種なのだ」

「なんだよ急に」

「ガミラスは異人種を劣等人種を差別していて、そこで軋轢が生まれている」

「それで?」

「実は地球側にも、遺伝子を改良された宇宙移民という連中がいて、生粋の地球種と対立の火種を持っているのではないだろうか」

「赤い目のマーズノイドか」

「順当に行くと遺伝子を改良された宇宙移民というモチーフはガンダムSEEDのザフトに行くのだが、それをやるとベタベタすぎるのでスカイ・クロラに行った……という感じではなかろうか」

むむっ!PART2 §

「だからさ。恒点観測員9号の話が火星であることもきっと無縁では無いぞ」

「えー」

「火星で行われた人間を製造する行為の隠喩が恒点観測員9号なのだ。だからあの話は火星が舞台でなければならないのだ」

「えー」

「とすれば、内惑星動乱もそれと関連する可能性がある」

「なぜ?」

「人間を人工的に作り出すことは紛争の火種だからだ」

「ひ~」

「従って山本も伊東も人工的に作られた優秀人種の子孫であり、実は真田もそうなのではないかと。こんなこともあろうかと言わないで態度で示してくれる優秀すぎる真田の優秀さの源泉はそこにあるのではないか。だから、ラジオに恒点観測員9号の話をリクエストしたのではないか」

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2199第9話に忍び寄るスカイ・クロラの罠

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「突然目から鱗が落ちた」

「なんだよ」

「2199第9話は、1機の100式空偵が、山本と篠原の操縦で出てくる」

「それで?」

「実はちょっとこの構成は異質だ」

「なぜ?」

「本来、山本と篠原はそれぞれが戦闘機パイロットだ。だから2人で飛ぶわけが無いとか、山本が後席に乗るわけが無い……とは言わないが、微妙に異質だ」

「それで?」

「実はこの2人、既にスカイ・クロラっぽいとして指摘した2人なのだ」

「草薙水素っぽいと、篠田虚雪っぽいと言ったアレだね」

「その2人がよりよってペアになっているのは意味深だ。しかも、スカイ・クロラは基本的に1機の話なのだ」

「編隊を組むよ」

「しかし、全体を俯瞰する話にはならない。あくまで個別のパイロットの話なのだ。最終的に映画でティーチャーと戦いに行くカンナミも1人きり。単機行動」

「でもさあ。それだけじゃスカイ・クロラの罠というには弱いよ」

「ふふふ。もう1つ決定的なことに思い至ったのさ」

タイトル役職
宇宙戦艦ヤマト2199第9話演出:羽原信義
スカイ・クロラ イノセン・テイセスアニメーション監督:羽原信義

「イノセン・テイセスって何?」

「INOCENT ACES。Wii用のスカイ・クロラのゲーム版。PROJECT ACESのロゴ入りだ」

「それはアニメだけ見ていると分かりにくい要素だね」

「だからそこから逆算すると見えてくるものがある」

「なんだよ」

「イノセン・テイセスでは戦闘機パイロットのチーターが、鈍重な複座機の泉流に乗せられて要人輸送などをさせられるミッションがある」

「そうか、戦闘機パイロットがいきなりそんな機体に乗るということは泉流と100式空偵が重なるわけだね」

山本とクサナギ §

「やっぱり山本とクサナギにはイメージ的に重なる部分があるね。特に原作の小説版に行くと」

「どのへんが?」

「クサナギはアイドル化して客寄せパンダになって飛ぶなと言われてしまうが飛びたい。」

「山本も飛びたいのに飛ばせてもらえないわけだね」

「そしてクサナギも結局飛んでしまうわけだ」

「あのクサナギはクサナギの偽物で本物クサナギはカンナミなのだね?」

「ブーメラン、まだ飛んでいるか?」

オマケ §

「というわけで、山本と篠原はキルドレ説を唱えてみよう」

「なんだよそれは。いかにも無理があるぞ」

「だから笑えるネタになるのじゃないか」

「ぎゃふん」

「死んだはずのパイロットがまたブリーフィングルームに現れるのだ」

「怖いよ」

「キルドレは艦内工場で追加生産されるので尽きることは無い」

「ぎゃふん」

「おい、杉山。おまえ冥王星で死んだはずじゃ……」

「杉山? 誰ですか、僕はウクモリですよ」

オマケ2 §

「009リメイクの押井臭さと、2199のスカイ・クロラ臭は決定的に異なっている」

「どこが?」

「009の方は作品と深く絡み合ってしまって、作品の評価とは切り離せないが、2199はあくまで追加フレーバーであって、分からなければ分からないなりに流して見ても何ら困らない」

「スカイ・クロラは押井臭いとは言わないの?」

「言わない。なぜならスカイ・クロラには森博嗣臭さと、PROJECT ACES臭さも加わって、単純な押井臭さとは別者になっているからだ」

「ひ~」

「というか、むしろ敵と味方が混濁して分からなくなりつつある第三章は、むしろ森博嗣的な皮肉な世界感に接近しているとも言える」

更に言えば §

「既に指摘された通り、伊東のキャラもイノセン・テイセス的だ」

「えー」

「そう言われて見ると、伊東の部下の星名も、あまり悩んでいない忠実な好青年で、悪く言えば凡庸すぎだ。イノセン・テイセスにもそういうキャラがいたよ」

「名前は?」

「忘れちゃったよ。あまり印象に残らない忠実なキャラだったので。確か途中からTACネームがパスカルになっていたようなかすかな記憶が……」

「途中からってどういうこと?」

「キルドレだから死んでもまた違う名前で来るんだよ」

「ひ~」

むむっ! §

「分かった。ヤマト2199の隠れテーマは劣等人種なのだ」

「なんだよ急に」

「ガミラスは異人種を劣等人種を差別していて、そこで軋轢が生まれている」

「それで?」

「実は地球側にも、遺伝子を改良された宇宙移民という連中がいて、生粋の地球種と対立の火種を持っているのではないだろうか」

「赤い目のマーズノイドか」

「順当に行くと遺伝子を改良された宇宙移民というモチーフはガンダムSEEDのザフトに行くのだが、それをやるとベタベタすぎるのでスカイ・クロラに行った……という感じではなかろうか」

むむっ!PART2 §

「だからさ。恒点観測員9号の話が火星であることもきっと無縁では無いぞ」

「えー」

「火星で行われた人間を製造する行為の隠喩が恒点観測員9号なのだ。だからあの話は火星が舞台でなければならないのだ」

「えー」

「とすれば、内惑星動乱もそれと関連する可能性がある」

「なぜ?」

「人間を人工的に作り出すことは紛争の火種だからだ」

「ひ~」

「従って山本も伊東も人工的に作られた優秀人種の子孫であり、実は真田もそうなのではないかと。こんなこともあろうかと言わないで態度で示してくれる優秀すぎる真田の優秀さの源泉はそこにあるのではないか。だから、ラジオに恒点観測員9号の話をリクエストしたのではないか」

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