「予期しなかった自然災害で、かなりの被害が出た」
「どんな被害?」
- 艦橋の角3本折れて消失
- 左右のレーダー破損
- 艦橋後部三連レーザー1基砲身基部から折れ曲がる
- 第2主砲脱落
- 船体落下。塗装が一部剥げる
「かなりの被害だね」
「ショップに紛失パーツを発注する前で良かった。一緒に注文できる」
「それは安心」
「でもなかった。角パーツに付いては、取れないことが分かった」
「えー」
「接着剤か塗料が回り込んで、引っ張っても取れない。少しピンバイスで穴を開けてえぐったが、対処を考えないといけないな」
「まさか、艦橋は作り直し?」
「今からそれを行う気力は無い。なんとか上手く誤魔化す方策を考えねば」
船体探索記 §
「乾燥待ちで机上にあったパーツ、ついでに出して置いたパーツがほとんど落下した」
「大変だね」
「ほとんどは横方向に振り落とされて落下していたのだが、ヤマトの船体だけは縦方向に落下したので探索に時間を食ってしまった」
「ひ~」
「理由は分からないが、そういうこともあるのだなと思った」
「それでその他の被害は?」
「それほど大きくはない。少なくとも311よりは遙かにマシ」
「遙かにマシでもヤマトは壊れたわけだね?」
「そうだ。しかも自分の不注意では無く、自然災害なので、本当に気持ちのやり場が無い」
それはさておき §
「それはさておき、ヤマトの船体の上下接合部にパテを流したあと、上から色を入れ直したよ。これも乾燥待ちだ」
「徐々に進行しているわけだね」
「ここまで来たら、そろそろ仮称アームド・ゼロの作成にも取りかかるかなあ」
「仮称アームド・ゼロって何?」
「船体下部に装着予定のヤマト専用航空機運用ユニット」
「なぜ仮称なの?」
「アームド・ゼロという呼称がシャレだから」
「ひ~」