「はたと気づいた」
「なに?」
「序盤から終盤までヤマトの戦闘機隊をきっちり活用したのは「さらば」だけ」
「ヤマト1974は?」
「実は、要所でブラックタイガーが出てくるので出番が多いように思えるが、決定的な役割を果たすのはワープテストと七色星団だけ。実はガミラス本星の決戦に出番は無いし、イスカンダルでも出てこない」
「そんなに出番は少なかったっけ?」
「相原の探索にも出ているが、実は見つけるのは古代のゼロであり、ブラックタイガーは発進するだけ」
「さらばだと?」
- 出航したヤマトの最初のイベント (着艦口を開けろ!)
- 総員コンバットA体制
- 都市帝国を攻撃する
- 都市帝国に乗り込む
「序盤から終盤まで均等に出番があるわけだね」
「ヤマト2のヤマト奇襲にかけろも良いのだが、このエピソードだけが浮いているのだ。次のエピソードになると、空母戦の面白みがどこかに行って消えてしまう」
「つまり斎藤の玩具という印象ばかりが残るわけだね」
「新たなる旅立ちも、ゴルバ戦で一切何の役割も果たさない」
「うん」
「永遠にでも、中間補給基地攻撃だけ」
「完結編は艦載機発進が決め手になるよ」
「そこだけなんだ」
「ひ~」
「復活篇でも決戦の途中までしか出番が無い」
「2199は?」
「だからさ。冥王星が航空主体の話になるのはある意味で必然。だってワープテストの時にファルコンの出番が無いもの」
「冥王星で出さないと極端に出番が減るわけだね」