「どうでもいい思いつきのメモだ」
「なんだよ」
「ヤマト1974はグレートマジンガーと同時期。ゆえに、グレンダイザーはヤマト1974の影響があるのではないか」
「具体的には?」
「グレートマジンガーは、マジンガーZの素直なパワーアップ版であり、強さのインフレだった。敵が強くなり味方が強くなると結局話は同じになってしまう」
「うん」
「従って、グレートマジンガーではヤマトに勝てない。かといって、対象年齢層が低いからヤマトと同じ路線ではいられない」
「うん」
「そこからグレンダイザーが出てくる」
「どのへんがヤマトの影響?」
「オカルトからSFへの転換。敵が宇宙人になり、集団戦が基本となる。マジンガーZのときは、基本的に1つのロボに1人。それが、スペイザーと合体することで、複数の相手と交代で一緒に戦うことになる」
「群像劇としてのヤマトっぽさの導入だね」
「だからWikiPediaにゲッターのスタッフが作ったと書いてあるけど、ゲッターも集団ものだからな。そういう意味ではゲッターのスタッフが来て正解なのだろう」
「じゃあ、ヤマトじゃなくてゲッターの影響かも?」
「いやね。グレンダイザーは比較的メカがきっちりしているのだ。ゲッターのように金属が変形しないのだ。グレンダイザーの発進口や、スペイザーとグレンダイザーのコクピットの移動とか、仕掛けがよく考えられている。このあたりはヤマト1974の影響なのだろう」
「金属の変形で説明を誤魔化さないわけだね」
「まあグレンダイザーも変なところは変だけどな」
「ぎゃふん」
「実はヤマトも」
「ひ~」