「あれはなんだっ!」
「鳥だ!」
「鳥さんだ!」
「ロクロック鳥だ!」
「ゲールの頭の上にいたし、女と会うときはドメルの肩の上だから、おそらくドメルの鳥で間違いないだろう」
それでいいのか §
「注目点がそれでいいのかよ」
「いいのだ。実は11話は既に先行上映で見てしまったし、14話の詳細情報は出てこない。潜水艦の登場は予告済み。サプライズはそこにはない」
「ひ~」
その他 §
- 横ロールでミサイルを避けるヤマト
- 止まっている乗用車の向こうで離床するガミラス艦。凄くサイズが分かりやすい良いカット
- 電話はホットラインか?
- いくつか凄く良いカメラの使い方がある。ヤマトのタイトルのバックとか、飛んでいく魚雷とか、上から100式の向こうに見るヤマトとか
- ドメルと仲が良い女はだれ?
静止画 §
- 第12話で、口に何か当てて寝ているのは誰だ? 倒れるのは沖田じゃないのか?
- 第13話で、左中段のミサイル着弾カット?はまるでハイパー放射ミサイルだ
- 第14話は絵が無いぞ。劇場で驚けという趣向か! (もちろん、その方がいい)
感想 §
「最初に見た時は、イマイチ来るものがなかった」
「そうか」
「しかし、ゆっくりと何回も停めながら見ていると、映像表現は格段に進歩していることが分かった」
「どこが?」
「第一章のあたりは、実は細かく描いているだけで全体の構成が良くなかった。物体の動きやカメラが、突きつめられていなかった」
「手間は掛かっているが、全体の印象に直結していないわけだね」
「そうだ。無限にディティールを細かくしていくことは、実は進歩でもなんでもない。見る者の印象を改善する効能に直結しないからだ」
「本当に改善を要するのは、そこでは無いわけだね」
「そうだ。過渡期の第三章を経て、第四章になって、やっと末端のスタッフまでヤマトの描き方が身体に飲み込めてきたようだ」