「実は以下の問題にケリを付ける説を思いついた」
- ゲールの趣味はガミラス基準ではそれほど悪いとは言えない
- ドメルはヤマトに甘すぎる
- ドメルの異次元演習場にスターシャが都合良く気づきすぎる
- デスラーのドメル評価が初回登場時とバラン星の時では違いすぎる
- 死刑を取り消し、デスラーがドメルに甘すぎる
- ドメルがヤマト討伐に自ら名乗りを上げた理由
- 七色星団で空母を前に出した理由
「それがドメル・隠れイスカンダル派説かい?」
「そうだな」
「説明してくれ」
「ドメルはイスカンダル文化の信奉者だった。従って、星と運命を共にする潔さや、イスカンダル風の建物や調度品の趣味にも親しんでいた」
「だから、自爆する潔さがあったり、ゲールの趣味に文句を付けたりするわけだね」
「そうだ。しかし、当初デスラー総統はそれを知らなかった。潔い名将はデスラーから見ても好感が持てる者だった。デスラーに忠誠を誓った以上、デスラーを裏切らない潔さもあるからだ」
「だから、英雄として歓迎するわけだね」
「しかし、実は『デスラーに忠誠を誓った以上、デスラーを裏切らない潔さ』とは、イスカンダル文化への心酔であり、デスラーへの心酔ではなかったわけだ」
「まさか」
「従って、ドメルはスターシャが肩入れするヤマトが気になる。気になるから自ら『ひねりにいって参りましょう』と言ってバラン星基地に赴任する」
「そうか」
「異次元演習場でのことは、スターシャがイスカンダル派のドメルの行動を見ていた可能性がある」
「なるほど。それでタイムリーにヤマトを援助できたわけだね」
「ところが、そのあとでデスラーのお気に入りドメルは追いおとしの対象になる。きっと誰かがデスラーの耳に『実はイスカンダル派』という情報を囁く。デスラーは不機嫌になる。何しろ、デスラーもスターシャが好きなのだからね。そこで、バラン星に電話を入れて嫌がらせをする」
「作戦は失敗したね」
「しかし、そこで死刑はやめさせ、ドメルをヤマト討伐に向かわせる。なぜか分かるかい?」
「なぜだろう?」
「イスカンダルが肩入れするヤマトを攻撃させるのは、イスカンダル派のドメルに対する死刑以上の嫌がらせだからだよ」
「ひぇ~」
「七色星団のドメルの戦いは緻密すぎて実際には破綻しがちだ。しかも、ドメル自身、破綻しやすい戦術であることを分かっていたふしがある。(ゲールにはデスラー総統への忠誠心が最後の武器だと説明している)」
「勝率は見かけほど高くないわけだね」
「勝率100%に見える戦術だが、実際には20%ぐらいなのだろう」
「じゃあ、空母を前に出した理由って?」
「ヤマトの勝率を上げるためさ」
「この試練をヤマトが乗り越えたらイスカンダルの勝ちだけど、それも大甘ってことだね」
「そうだ。自爆もヤマトを沈めない」
「じゃあ、ドメルは何を考えて何を成し遂げたの?」
「イスカンダルとデスラーの間でどこにも行けない立場になったので、靖国に待避したわけだ。その過程で、ガミラスにとって不利になるように、ガミラスの虎の子の空母4隻を道連れ」
「ガミラスに靖国は無いよ」
「じゃあ、ガミラスクニってことで」
「ドメルの本心は裏切り者だったの?」
「それは違うだろう。イスカンダル文化の影響で、爽やかで潔い性格になっているが、それはデスラーに忠誠を誓ったら最後まで忠実ということだ。ドメルはデスラーを裏切れない。だからデスラーの命令には逆らえないし、命令は全て遂行する。ただ、命令を受けていない範囲でささやかなサボタージュはあったかもしれない」
オマケ §
ID: 20121224093244
Subject: ヤマト1974は同じようなエピソードが2回ずつある
Keyword: 【▲→トーノZERO→アニメ感想→宇宙戦艦ヤマト】
URL: http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20121224093244
名前: トモネコ
本文:
・お疲れ様です・
大変お忙しいようですね!
記事が短いです(汗)
模型誌を購入している時間も無しでしょうか?
エピソードの二重奏、大変鋭いご指摘で感服しました!
「その片鱗が見えるのだろう。たぶん」
「先行上映された第11話と同じ構成ならば、だな」
大変、意味深のご発言です!
蛮族(彗星帝国)の件はもう発表済みです。
今後も蛮族がストーリーに絡むのでしょうか!?
私は彗星帝国はあくまでもドメルの相手として艦隊が映像に出演するだけと考えていました。
(サービスとサーガの補完として)
帝国が絡むと2199だけで
は収集が・・
まさか2199第二部なんて事は!
「意味深ってなんだよ」
「蛮族以外の話を期待しているのかも知れないが、たぶん冒頭10分なら蛮族だ」
「蛮族の件かよ」
「これ以上は語るまい」
「模型雑誌は?」
「今月は1冊も買わない方向で」
「なぜ?」
「紐が掛かってた雑誌はともかく、見ることができた雑誌はヤマト成分も、ヴァンシップ成分も薄かったので」
「それだけ?」
「財布も薄くなったので」
「ぎゃふん」
「雑誌を買わない分のお金は花束に化けて中野に行ったと思いねえ」
「また中野か!」
オマケ2 §
「中野の話を聞かせろよ」
「おいら、下北沢より中野の方が好き。町があまり飾ってなくて、気軽に行ける」
「そんなことより……」
「中野のウィークポイントは駅周辺に人が多すぎて、自転車で爽快に走れないこと。そこは、中野サンプラザの北側を経由することで、人が多い場所を上手く回避できることに気づいた」
「それも関係ねえ!」
「中野ブロードウェイは目の毒で困る。とんでもないものを売っている店がけっこうある」
「それも違う」
「じゃあね。根拠の無いひらめき。自分がシナリオを書いて小林さんがデザインしたら絶対面白いアニメができると思った。自分にシナリオを発注したいと思ったプロデューサさん。連絡を待ってます」
「本気かよ」
「上手い下手は別としてシナリオを書けと言われれば書けるぞ」
「そうじゃなくて、本当に発注が来ると思う?」
「可能性はゼロではない」
「それってほとんどゼロと言ってるのと同じだぞ」
「ばれたか」
「おまえは前世魔人か」
「ケケケ」
「じゃあ、なんでそんなことを言うんだよ」
「言うだけならタダ。ウルトラ怪獣はダダ」
「念のために聞くぞ。君が絶対面白いと言うとき、面白く感じるのは誰?」
「自分。……たぶん、主流のオタクからは『つまんねーぞ金返せ』と怒鳴られる」
「ぎゃふん」
「EVAをエヴァじゃなくて船外活動 (extra‐vehicular activity)って読む馬鹿をなめるなよ」
「ぜんぜん自己弁護になってないよ!」
オマケIII §
「EVA初号機、出ます」
「足に装備しているあれは何だ?」
「G型装備です」
「船外を歩くと窓に二の字の跡が付くぞ」
「要するにG型装備は下駄ですから」
「何か取り出して口に入れているぞ。あれはS2機関か?」
「S2ではなくS型装備。通称SAKEです」
「美味しそうに飲んでやがる」
「EVA二号機も出ます」
「あいつは何をやってるんだ?」
「看護婦が宇宙遊泳でもなんでもして地球に帰りますと言って……」
「馬鹿だよ君は……。連れ戻してこい!」
「EVA三号機からリレー衛星発見の報告です」
「三号機は何をやってたんだ」
「地球に戻れると信じて宇宙遊泳していたらリレー衛星を発見したとか」
「S2じゃなくてSP03か」