2012年12月27日
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池尻稲荷神社脇の流れの正体は何か?

Written By: 川俣 晶連絡先

「大橋と三軒茶屋は何回も行っているのに、池尻三宿はあまり行かない盲点領域だった」

「それで?」

「近くまで行く用事があったので、池尻稲荷神社まで行ってみたよ」

「稲荷だから?」

「いや、水路跡が残っているらしいから」

「それで?」

「凄くハテナになった」

「どこが?」

「とあるページに駒沢練兵場に降った雨を排水する目的で作られた排水溝と書かれているが、自然の水路っぽい。向きも思っていたのと違う」

「駒沢練兵場は関係ないってこと?」

「いや。駒沢練兵場の排水に使われた可能性はあるが、その前から存在した原形水路がありそうな気がする」

原形水路推定 §

感想 §

月の湯

「探索中に風呂屋の煙突が見えたのだ」

「気になるね」

「あとで行ってみたいと思った」

「うん」

「ところが水路跡っぽい道を進んでいくといつの間にかその銭湯だった」

「えー」

「月の湯さんだ」

「ところで、推定は確実?」

「B~Hぐらいはおおむねこんな感じだろうと思うが、その前後ははっきしりない。一応東山公園のあたりまでは行ってみたけどね」

「下流の方は?」

「D~Cのあたりは土地の境界が不自然で、河川でもあったような雰囲気だ」

余談・大山街道旧道 §

「池尻稲荷神社の南側の入り口には大山街道旧道という石碑が建っていた。こっちが旧道だったようだ」

「じゃあ、推定経路はどのみち大山街道と交差する?」

「そうだ。交差してしまう」

もう1つ感想 §

「やはり行くと印象がまるで違うね」

「百聞は一見にしかずだね」

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