Written By: トーノZERO
「ヴァンシップに用意したネタはメビウスヴァンだった」
「うん。没ネタ」
「ヴェスパは良いネタが無かった」
「そうだね」
「でも思いついた。ヴェスパーダ-ヴァン」
「は?」
「元ネタはこれ」
サピン空軍第9航空陸戦旅団第11戦闘飛行隊エスパーダ (Sapin Air Force 9th Air and Land Division 11th Tactical Fighter Squadron)エスパーダ (Espada) はスペイン語で「剣」の意。隊長はアルベルト・ロペズ大尉。J35J(ロペズ機)とラファールM(バスケス機)で編成される。驚異的な回避能力でプレイヤーの攻撃を易々とかわす。部隊章はシールドの中に描かれた剣が刺さった赤い牛。
「ヴェスパーダ-ヴァンは、エスパーダ-ワンと言いたいのか」
「うむ」
「しかし、ヴェスパだかヴァンシップだ分からないぞ」
「それでいいのだ。エスパーダ隊は1番機がドラケンで2番機がラファールMの非対称編成なのだ。ヴァンシップとヴェスパの非対称編成でむしろピッタリ」
「ひ~。でも、それじゃ空中戦艦大和艦載機にならないよ」
「大丈夫。エスパーダ隊の母機はフレスベルクという名の空中戦艦」
「ぎゃふん。それ重巡航管制機だろ」
「フレスベルクはいいぞ」
「なぜ?」
「とどめは正面からしか刺せない」
「えっ?」
「自機は前方に回り込んで立ちふさがる形になってミサイルを撃ち込む必要がある」
「だからどうした」
「コクピットという名の中心核を撃つためにフレスベルクという名の彗星の前に出るのだよ」
「ひ~」
「そしてフレスベルクを撃墜して勝ったと思ったら実は……、という展開まで」
「おいおい」
「1年の最後がこんなネタでいいのか?」
「これでいいのだ」