「今日最大のトピックは第四章前夜祭だと思っていたよ」
「違ったの?」
「このニュースが飛び込んできた」
「TVで放送するのは予定通りじゃないか」
「いいかい。TBS日曜午後5時なんだよ」
「それがどうした?」
「ヤマトといえば、日テレ日曜午後7時半(※これは東京の場合だ)」
「なんだそれ」
「ヤマト1974本放送だ」
「えー」
「完全に同じ放送枠を確保するのは難しいだろう。それは分かる。時代状況が違いすぎる。しかし、可能な限り近い枠を狙ったと感じた」
「どうして?」
「チャンネルで言うと4chから6chで、たった2つしかずれていない。曜日は一致。時間は深夜にも朝にも昼間にもずらさず、夕方に移動。かなり近い線だよ。かなりこだわったと見た」
「えー」
「おそらく、地方局とか深夜枠なら、これほど苦労はしてないと思う」
「だから、なかなかテレビ放送できなかったのか」
「それにもう1つある」
「なんだよ」
「次の番組がもしも『Nスタ、どうする日本経済沈没』だったりすると、更に燃える」
「なんだよそれ」
「人はみな遠ざかり夢は果てようと。日本から人材が流出して、夢破れた起業家だらけになろうとも、いつか日本は再生するということさ」
「訳ワカラン」
「こうなったら裏番組にはテレ東あたりで渋く『廃寺を巡る』シリーズとか欲しいよな」
「アルプスじゃないのかよ」
「あと、Eテレでは、裏番組におさるのジョージを放送してもらおう」
「軍団じゃないのかよ」
「更に1つ気づいた」
「なんだよ」
「ヤマトはマジンガーの後でやってた。今、日5はマジンガーじゃないけどマギ」
オマケ §
「今の率直な感想は?」
「小舟に乗って翻弄されている気分だ。しかも小舟は穴開き」
「なぜ穴が空いてるんだよ」
「無限のお祭り騒ぎに付いていけるだけの財力はないよ」
「えー」
「本当に金は無いけど、なんとなく録画しなくちゃいけない、という気になる。しかも、生半可な旧世代の機器じゃダメだ。……という気になる。なんとなく」
「BD買ってるのに?」
「そうだ」
「なんでだよ」
「見たいときにヤマト見られなかった子供時代に染みついた習性」
「ひ~」
「ただ、全く同じに見えて細部が違うケースがあるので、後から比較検討用にサンプルの用意は必須」
「マニアの意見来た!」
「だって、松本コミックのヤマトだって、見比べてルビの有無を見つけたし」
「ひ~」