「邪道の感想行くぞ」
「えー」
「ヤマト1974に佐渡の声の徳川って、よく知ってるな。おいらも知ってるけど」
「おまえも知ってるのかい」
「外画という言い方は初めて知ったような気がする。映画館に通っているとたいてい洋画だからな」
「なぜアニメのヤマトで外画に関係ある?」
「声優の多くは外画系だそうだ。非常に納得できる。洋画を吹き替えで見ることはけっこうあるけど、違和感はない。アニメだと違和感バリバリの声優もいる」
「ひ~」
「そして、オーディオコメンタリーに出ていないはずの小林誠さんの名前が飛び出してびっくり」
「どんなだよ」
「声優の人選の問題で少し話をしていたらしいが、出渕総監督と戦友であることが良く分かった」
その他の特典 §
「出渕安彦対談、安彦さんがぜんぜん毒を吐かないので驚いた。むしろ、気持ちの良い素晴らしい対談だった」
「わはははは」
「だからさ。オリジンには興味が無いけど、実はアニメ化に際して見てあげてもいいかな、と思った理由はそこにある」
「オリジンには興味が無いの? 読んだこと無いの?」
「読んだことはあるよ。確かに上手い。しかし、あえて読むほどの価値を見出せなかった」
「なぜ?」
「理屈を通そうとすればするほどロボットは浮いてしまうからさ」
「ヤマトだって浮いてしまうじゃん」
「ヤマトは元々浮くものだからいいんだよ。どうだいこの揺れ心地」
「ぎゃふん」