超お馬鹿モデリング・恐竜戦車ならぬガンダム戦車【▲→川俣晶の縁側→模型局→オリジナルモデル】

「昨日思いついて、部家を漁ってティーガーと陸戦ガンダムを掘り出して作った。ガンダム戦車だ」

ガンダム戦車

「これはなんだ?　ガンタンクでもないぞ」

「いい質問だ。ガンダムをかっこ悪く料理するというコンセプトのものと、アホなお馬鹿モデリングが発動した」

「いつ着想したの?」

「昨日(2013/02/04)。思いついたホヤホヤ」

「元キットは?」

「1/144の陸戦ガンダムと、おそらく1/76のフジミのティーガー」

「陸戦ガンダムなんて過去に作ったの?」

「塗装のテストベッドでガンダムはいくつも作った。塗装方法を変えつつ。こいつは、ちゃんとマスキングしてエアブラシで吹いてあった」

「でもカットして戦車とくっつけたのだね?」

「ガンダムには思い入れが無いので」

「ひぇ～」

ガンダムヒコーキ案 §

「ガンダム戦車の他に、ガンダムヒコーキという案もあった。ここまで来れば、どういう形態を想定していたのか分かるだろうから、もう作らないと思う」

「確かに何となく想像できる」

「他に、ガンダム戦艦という案もあったが、料理方法がちょっと違うのでもしかしたら作るかも知れない」

「ひぇ」

「実はもう1つ別のガンダム戦車構想があるのだけど、もう少し大きめの戦車と、ポージングの自由度がもっと高いガンダムが必要なので着手できるか分からない」

「ポージング?」

「ガンダム開発者の想定外のポーズになると思われるので。しかし、カットして改造した方が早いかも知れない」

「ひぇ～」

「実は撮影中に気づいた。この模型はランドセルが無い。だから背中を写せない」

「ひぇ～」

「取り出すときにランドセルが落ちてしまったようだ」

「実は足はピンバイスで穴を開けて支柱を通して補強ある」

「無駄に凝っているね」

「この模型はミキシングビルド……というよりも、発想がコラージュアートに近いような気がする」

「ミキシングビルドってなに?」

「複数のキットのパーツを組み合わせて作ることかな。良くは知らない」

「コラージュアートってなに?」

「写真などを切って貼り合わせて新しい作品にすることかな。良くは知らない」

「ミキシングビルドとコラージュアートの違いってなに?」

「ミキシングビルドは格好いい能書きが付いたかっこいい模型ができれば勝ち。コラージュアートは見た人がびっくりしたら勝ち……かもしれない」

「じゃあ、この模型はひたすらびっくりさせるために作ったの?」

「うん。だって、完全に無限軌道に意味ないもの。どうやっても理屈が付かない。能書きも書けない。どんなに頭を捻っても理屈に合った設定が出てこない。ただ、見たらびっくりするだけ」

「ひ～」