「さあ冥王星だと思ったら様子がおかしい。なんか既にグリーゼの話をやってる」
「なんで?」
「途中の巻を買い忘れたのかと焦ったけど、実は先にグリーゼの冒頭の話をやってそこから冥王星に戻る。これは妥当な構成だろう。冥王星編はグリーゼで終わるわけだからね」
「そこでシュルツが死ぬわけだね」
「そう。愚鈍なガンツが格好いいところを見せてそこで話として終わる」
「ヤレトラーの死は?」
「それは暫定的な終わり」
「ヤレヤレ」
「しかし、かなり中途半端なところで終わってしまうのは残念」
「それは仕方が無いだろう。連載の宿命だ」
その他 §
「巻頭のガンダムUCは気になって読んでみたが、ぜんぜん面白くなかった」
「何がダメなの?」
- オリジナルの話は冒頭だけ
- エヴァモドキのSOUND ONLY
- ほとんどブライドの回想で、ファーストガンダムを忠実に再現しすぎているので、ぜんぜん面白くない (既に知ってる話だ)
- 回想はまだまだ続くらしい
「つまり何?」
「カイメモあたりと比較するとね。あれは今までのガンダムに無い視点を導入したり、過去の回想にしてもファーストガンダム本編に存在しないシチュエーションを描いているから読めるわけ。それとは違う」
「問題はどこにあると思う?」
「典型的なファンの作品に見えるね」
「ファンの作品って何?」
「好きなので忠実に一言一句トレースしてしまう。ヤマト2199の庵野OP絵コンテと同じだよ」
「ひ~」
「でもさ。それって見る側からすると面白くない。なぜなら、記憶通りの状況が再現されるだけなので刺激が何も無い」
「それは問題だね」
「ヤマト2199のコミックにしても、あれはアニメの忠実な反復ではなく独自の視点、独自の解釈が入っているから読める。そういうことだ」
「作りでのレベルが分かるってことだね」
「ただし、こうしろという圧力が厳しくて逸脱できない、という可能性もあるから一概には言えないけどね」
「ぎゃふん」
温故知新 §
「結局氷川さんも同じようなことを言っている」
「夢ってことだね」
宣言 §
「以下の理由により、ニュータイプエースを買うのは今回が最後になるかもしれない」
「もう2199コミック読まないの?」
「単行本を待ってもいいかなと」
「待っても良い理由ってなにさ」
- 雑誌の残りは読まないわけで、さすがにコストパフォーマンスが悪い
- 単行本も、実はヤマトクルーから特別版を買うと送料込みでかなり高く付くと2巻で分かった
- もうお財布からすっからかん
「お財布がどうした」
「だってさ。第四章は劇場で5回見て(実はあともう1回分出費している)、劇場でブルーレイもパンフも買って、もうお金なんて残らないって」
「ひ~」
「ディアゴスティーニの馬鹿高い画集とか、SPACE BATTLESHIP ヤマトの豪華パッケージのブルーレイを買えた時期とはもう違う。空前絶後だと思うから高額商品に1回は手が出るけど、継続的に出てきても買えるわけがない」
「これからはどうなるの?」
「基本的にはYAMATO SOUND ALMANACを最後まで買うのとヤマト2199BDを第7章まで買うのが限界と思うべきだろう。あと旧作BDも出来れば買いたいと思うが、どこまで行けるか分からない」
「分かった。これからは出費対象が選別されるわけだね」
「いつか来た道だ。かつてさらば宇宙戦艦ヤマトのとき、大量出てくるグッズやムックを全部買えなかった。さらば本は山ほど出たがロードショー責任編集のしか買わなかった。。いや、買えなかったというべきだな。交響組曲のLPが出た頃は、ヤマトと名のつくものは何でも欲しかったが、さらばの時にはそういう状況ではなかった」
「それと同じってことだね」
「そうそう。少なくとも自分の消費行動に関しては明確に変化していくことになる。2199コミックの価値は認めるが、つまらないガンダム漫画との抱き合わせで分厚いコミックを買わされるのは避けたい」