「沖田艦長論を一発やろうかと思ったけど、こういうのを見て考えを変えた」
https://twitter.com/perry_lawton/status/311073322202955778より
1969年夏。東宝と東映で「緯度0大作戦」と「空飛ぶゆうれい船」が真っ向から激突。その両方で艦長(船長)を演じたのが納谷悟朗さん。
「なんでだよ」
「どっちも好きな映画だ」
「えー」
「というわけで、その夜は緯度0再生ナイトと化した」
「えー」
「そこで分かったこと。マッケンジー艦長は声が納谷悟朗。そして、アルファ号のエロい美女船医は声が平井道子さん。凄い吹き替えだ」
「エロい船医がスターシャかよ」
「エロいのでうっかり見落としそうになるが、そういうことだ」
「えー。それより、マッケンジー艦長はどうなんだよ」
「アクティブでかっこいい。経度176……。緯度……ゼロ」
「どうだった?」
「堪能した!」
沖田艦長論 §
「予定した沖田艦長論って何だよ」
「ヤマト1974の沖田の死ぬシーンは最高だということだ。思い返しても、これほどの死亡シーンは他に無い。そしてそれを演じきった納谷悟朗は偉いのだ」
「それだけ?」
「いや。ヤマト1974ってね。第1話でけして絶望しないと語った沖田艦長が最終回で地球を見届けて死ぬ話なのだ。沖田は勝ったのだ。勝ったことを見届けてから死んだのだ」
「それにどんな意味があるの?」
「構成が綺麗なんだよ。第1話で提示した主題をきちんと回収して終わった。その点で、ガンダムやマクロスがそのような構成に成功したかと言えば怪しい」
「そうか」
「特にこれらの作品は重要なキャラが中盤で死んであまりインパクトを残さない」
「リュウやフォッカーだね」
「マチルダもね」
「ひ~」
「実際、マチルダの死は重要であるはずなのだが、アムロはまるで引きずらない。ララァの死の方がずっと引きずるけど、あれは自分で殺したわけだからな」
「ひぇ~。身も蓋も無い」
「むしろ、アムロに関係ないミハルの死の方が印象に残るってどういうことよ」
「ひ~」
「しかし、今になって分かった。ミハルは見張る。つまりスパイの名前ってことだ」
「ひぇ~」
沖田艦長論2 §
「ガンダム論になってるぞ。話を戻せよ」
「実はほぼ全てのポイントで沖田の決断が問題になる」
「寝込んでいても、海に潜るのは沖田のアイデアってことだね」
「そう。本当に古代が自分でやったのはバラノドン相手に波動砲を撃ったことと、最終回のデスラー戦ぐらい」
「ヤマト1974ではってことだね」
「そうだ」
「それで?」
「バラノドンの時は人事不省なので仕方がないが、最終回の時は古代が上手く全部やってくれた。もう沖田がいる理由がないことが示された。古代は立派に沖田の子供になったのだ」
「だから安心して沖田は死ねるわけだね」
「そうそう。沖田は死んだら魂はどこにいくのかと言ったけれど、魂は森雪の奇跡の復活に使われたような雰囲気になっているけれど、実はシナリオ集では違う」
「なんだよ」
「沖田の魂は古代の中で生きるのだよ」
「えー」
沖田艦長論III §
「少しはダジャレも言えよ」
「T-38タロンよりも沖田論」
「どんだけ沖田が好きやねん」
「古代がいなくてもいいと子供の頃は思ったこともある。石津嵐版では島が途中で退場する。結局、ヤマトに必須なのは沖田と森雪だよ」
「ぎゃふん。てか、どっから森雪が出てきた」
オマケ・銭形論 §
「やつはとんでもないものを盗んでいきました」
「なんでしょう」
「あなたの波動コアです」
「はい!」
オマケ・銭形論2 §
「ルパンを探していてこんなものを見つけてしまった、どうしよう」
「ビーメラ星の波動コアですね!」
オマケ §
「昨夜はおそらく10万人がヤマトを再生し、10万人がルパン三世を再生し、(途中割愛)、3人が空飛ぶゆうれい船を再生し、1人が緯度0大作戦を再生したのだろう」
「その1人って誰だよ」
「誰だろうな」