2013年03月13日
トーノZEROアニメ感想宇宙戦艦ヤマト total 2513 count

サーシャとシェへラザードとシェへラザードの秘密!?

Written By: トーノZERO連絡先

「昔ね。クラシックで好きな曲は、ラベルの亡き王女のためのパヴァーヌと、リムスキー・コルサコフのシェへラザードだったんだ」

「それで?」

「サーシャの宇宙船もシェへラザード」

「同じだね」

「風呂の中でハッと気付いた」

「なに?」

「ヤマトの音楽のサーシャって、リムスキー・コルサコフのシェへラザードみたな曲というオーダーで作られた曲じゃないだろうか」

「えー」

「どことなく似たムードがある」

「まさか」

「だからこそ、サーシャの宇宙船はシェへラザードなのではないか」

「えー」

「ちなみに、ヤマト1974の時はそれほど明確にサーシャ専用曲という扱いではなかったようだ。ただ、他に使い所がなく、サーシャ専用曲になったような感じらしい。交響組曲のライナーを読む限りはね」

「ならばサーシャの宇宙船がシェへラザードになる理由は無いね」

「そうだ。しかし、ヤマト2199になると話は変わってきて、この曲は交響組曲で『サーシャ』と名前が付いてしまったのだ」

「確かに」

「しかし、そこから話は更に展開する」

「なんだよ」

「シェへラザードというのは、本来、姉妹の王女の話なのだよ」

「それってまさにイスカンダル」

「そして凶悪で我が儘な暴君」

「それってまさにデスラー」

「暴君は処女を抱いては殺すような男」

「下品な男を穴に落とすような行為に相当するわけだね」

「そして、身体を張って抗議する王女には惚れ込む」

「スターシャに惚れるデスラーみたいだね」

「そして、シェへラザードが語る物語の一部は航海の物語だ。驚異の世界を冒険して宝物を得るのだ」

「ひ~」

「ヤマトの物語が本来西に向かう西遊記だとすると、アラビアンナイトのアラビア世界が終着点でも何らおかしくない」

「なんと」

「そういう意味でも、実はシェへラザードとは極めて重要なタームではないかと思う。ヤマト的には」

オマケ §

「そこから逆算すると実はとんでもない事態になる。個人的には」

「なんだよ」

「亡き王女のためのパヴァーヌが好きな理由は分かっている。富田勲のシンセサイザー版を聴いて気に入って、オーケストラ版を聴いてやはり良かったからだ。でもシェへラザードは今ひとつ明確ではない」

「それで?」

「実はね。サーシャに似ていたから安心して聴けたとすると、話がひっくり返る」

「えー」

宇宙戦艦ヤマト

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