「説明してくれ」
「以下のニュースが世界を震撼させている」
『宇宙戦艦ヤマト2199』TVエンディングテーマ決定! 中島美嘉の新曲「愛詞(あいことば)」に決定! 作曲は中島みゆきが担当!! 中島(なかしま)×中島(なかじま)×ヤマト、奇跡のコラボをお見逃しなく!!
「どこがポイント?」
「中島みゆき」
「どんな人?」
「Project Xの主題歌の人」
「あれ?」
「そうだ。Project Yamato 2199を略するとProject Yに違いないというProject Xネタを飛ばしたら事実になってしまった。恐ろしい」
「ひぇ~」
どこが? §
「どこが凄いわけ?」
「このへんが、まさにヤマトっぽいといえばそれぽい」
「お前の手で漕いで行けって、自力でイスカンダルまで放射能除去装置を取りに来いって話と同じだね」
「かもね」
君は §
「なぜこの記事のタイトルは『あるらしい』なの?」
「自分が聴くもののレパートリーにダブル中島は含まれないから!」
「分からないのかよ」
「うん」
「自慢そうに言うなっ!」
「おいらの好みはもっと乾いた音だからな」
「じゃあダメ?」
「いや、明らかに好みじゃないサーシャわが愛とか、ヤマトより愛をこめてとか、喜んでカラオケで歌えるぞ」
「ひえ~。ヤマトならいいのかよ」
「愛される喜び、汁娘~♪」
「知る娘だって」
まとめ §
「最終的にまとめてくれ」
「そうだな。我々は油断をしていた。2199がTV放送されると言っても、基本的に劇場で見ているから今さら凄い衝撃などはない。そう思ってなめていた」
「うん」
「でもね。双発中島のエンディング曲は劇場で見た印象だけでは乗り切れない高い山になるわけだ」
「うん」
「だから最後にそびえるこの山だけは、ファンが自分で乗り越えるしかない」
「乗り越えれると思う?」
「布施明だって、沢田研二だって、島倉千代子だって乗り越えてきたんだ」
「ひ~」
「というわけで、この問題は誰も手助けができないので、お前の手で漕いで行け。以上だ」
「ぎゃふん」
風の中のスバル・ヤマト版 §
「なぜ風の中のスバルなんだよ」
「いや、ヤマト2199は凄くスバルでネタにしたいから」
「なんでだよ」
「隼は中島だから!」
「は?」
戦えスバル §
「風の中のスバル・ヤマト版をムダに考えた。スバルは中島。中島なら隼。しかし、コスモファルコンは明瞭な風の中を飛んでいない。ならば零戦(中島製)。海峡待ち嵐の中をコスモゼロが発艦して……」
「風の中のスバルかよ」
「しかし、風に煽られて激突大破」
「大破かよ」
「古代は海峡を探そうとした……。できなかった。艦内に焦燥の色は濃くなり、格納庫は罰当番の若者で溢れた。加藤まで掃除を命じられた」
「これがProject Y、通称Project Yamato 2199だね?」
「いや。Project Yamato 1974」
オマケ §
「どうでもいいが、風の中のスバルの続きは砂の中の銀河」
「それで?」
「銀河を走る潜宙艦ならぬ潜砂艦がきっと……」
「あらへんあらへん」
オマケ2 §
「どうでもいいが、そのあと草原のペガサスという歌詞もある」
「まさか」
「ビーメラ星の草原にペガサス級が着陸するが爆発する」
「あらへんあらへん」
オマケIII §
「どうでもいいが、そのあと街角のヴィーナスという歌詞もある」
「あの街角に立っているのは……」
「スターシャさんだ!」
「あらへんあらへん」