「ガオガイガーFINALの頃、話が神話の領域に入るとそれ以上続かないという話をしたような気がする」
「あるいは、宗教化して説話になるわけだね」
「そういう前提から話をすると、ヤマト2199は神話になりつつあるような感じを受ける」
「どのへんが?」
「その論はとりあえず飛ばす」
「えー」
「問題はヤマト2199が神話になると何が起こるのかだ」
- オレのヤマトが終わる
- 続編はあり得ない
- トラウマを残す
「オレのヤマトが終わるってどういうこと?」
「ヤマトファンは徐々に廃業ってことだ」
「ヤマトから完全に離れてしまうの?」
「研究の対象としては残るかも知れないが、ファンとはちょっと違う立場になるかもしれない」
「続編はあり得ないってどういう意味?」
「続編は有り得るが説話になる」
「もっと意味が分からないよ!」
「トラウマも残るだろう」
「それは分かるような気がする」
復活篇は §
「復活篇は神話性を寸止めで回避している感もある」
「どこが寸止め?」
「最後の逆転。DC版なら最後に未練たらしく地球に飛んでいくところ」
「じゃあSBヤマトはどうなのさ」
「あれは、神話になることを怖れずに突き進んだけれど、結局生身の俳優が演技している以上、神話に成り切れない部分が残る。いくら、古代が死んでも、木村拓哉さんは生きているわけで、神話化が貫徹されない」
オマケ最終宗教戦争 §
「この期に及んで松本陣営との火種が燃え上がってきた」
「ひ~」
「これはまさに宗教戦争というべきものだろう」
「そうか。これが世界を焼き尽くす最終戦争」
「ラグナログの到来だ」
最後の戦いとは・本当の敵とは §
「結局、ヤマト世界の最後の戦いは対ガミラス戦でも対ガトランティス戦でも対黒色戦でも対ボラー戦でも対セイレーン戦でも対SUS戦でもなく、西崎陣営対松本陣営の火花だってことだろう」
「決着はしていないの?」
「していないようだぞ」