Subject: 第16話の構成の妙【ネタバレ注意】
Keyword: 【▲→トーノZERO→アニメ感想→宇宙戦艦ヤマト】
URL: http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20130425085808
名前: 3gou
本文:
トーノ・ゼロさま
劇伴と構成の話で思い出しました。波動砲のことです。
波動砲は「宇宙戦艦ヤマト」の大きな魅力のひとつですが、1stTVシリーズは波動砲をあまり撃っていない、生身の敵に対しては撃っていないというのはよく言われるところです。
2199の演出はそれを踏襲し、波動砲に関して抑制的、ネガティブであるとすら言っていいと思います。
最初に「あれ?」と思ったのは、第3話で波動砲を撃つ方向が旧作と逆の「下手→上手(画面左→右)」だったことです。
その後の沖田の自戒と、何よりもここで「悲しみのスカーフ」を使ったことで上記の演出を確信しました。
第8話、第10話では定石通り「上手→下手」でしたが、第18話でもガミラス兵とはいえ相手の命を奪う場合は「下手→上手」になってます(まぁ進行方向への逆噴射という表現ではありましたが)。
旧作になぞらえれば波動砲の出番はあと一回。
しかし真田とユリーシャ(百合亜)の会話で示されたように、波動砲に関してももう一捻りありそうですね。楽しみです。
追)1/72ファルコンの発売が決定だそうですね。EX178と次元潜航艦もとなると前言撤回、買わざるを得ません。いい加減模型リハビリして作らないと・・・
「3gouさん、ナイスな指摘だ!」
「いいの?」
「そうだ。たしかに3話と18話だけ向きが逆」
「それでいいの?」
「しかし、子細に調べると話が少し変わってくる」
「どういうこと?」
「ヤマトの進行方向は基本的に上手から下手。そして、3話と18話でも踏襲されている」
「でも波動砲は逆なんでしょ?」
「そうだ。なぜなら撃つ寸前に180度回頭しているからだ。つまり後に向かって撃っている」
「えっ?」
「ヤマト1974の浮遊大陸では180度回頭していない。同じ軌道を突っ走って後から追いついたからだ180度回頭しなくて良いのだ」
「ヤマトの行動が違う点だね」
「実はね。ヤマト1974の第20話も180度回頭して撃っているがやはり向きが逆なのだ」
「180度回頭したら、逆向きに撃ったからと言って、無理でも無いわけだね」