2013年05月15日
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ヤマト2199第10話・なぜゲールは味方を撃ったのか【ネタバレ注意】

Written By: トーノZERO連絡先

「ヤマト2199第10話のゲールの行動は重要だ」

「なぜ?」

「味方を撃っているからだ」

「第18話で、同士討ちを容認するゼーリックに驚いているからだ」

「分かった。第10話と第18話ではゲールの行動が矛盾するわけだね」

「だからね。お前が言うな。という感想が出てくる」

「そうだね」

「ところが、第10話を子細に検討すると、ゲールの行動は味方撃ちの容認ではない事が分かる」

「は?」

「実は以下のようなシーケンスで話が進んでいる」

  1. EX178は射線にいるからどけという (明確な同士討ちの回避)
  2. ディッツ提督の娘が乗っている発言がある (実は実際には乗っていない)
  3. ゲールは砲撃を指示
  4. EX178は敵にやられたことにする

「それで?」

「ディッツ提督の娘が乗っている、というのがポイントだ」

「つまり?」

「同士討ちの肯定というよりも、ディッツ提督の娘を謀殺することを目的としている」

「は?」

「他に重要な人物は乗っていない。メルダを殺すことが目的とみていいだろう」

「ゲールにメルダを殺したい理由があるの?」

「ゲールの親分はゼーリック。ゼーリックの政敵はディッツ提督。ディッツ提督の娘がメルダ」

「あ……」

「ゼーリックを喜ばせるためにメルダと謀殺したと見ていいだろう」

「実際は死んでないけどね」

味方を見捨てる心理 §

「ゲールは味方を見捨てているよ」

「それは自分が死にたくないという心理であり、味方を無駄にして良いという話とは違う」

「自分の身が安全なら、味方の心配ができるわけだね」

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