「古代の行動が明確に見えた」
「どういうこと?」
「艦長室に行かないで甲板員を助けに行った理由」
「なに?」
「2199の場合、パーティー中に甲板員が貧乏くじで修理中だ」
「うん」
「しかも、榎本は恩師だ」
「うん」
「恩師と部下が酒も飲めず通信もできず仕事をしているとき、通信する相手がいない古代がそれを無視して酒を飲んで真琴ちゃんにあることないこと吹き込んだり南部の顔にラクガキしたりアナライザーに酒をぶっかけたり森雪のスカートをめくってなどいられないだろう」
「いや、アナライザーと森雪は違うから」
「だから、あの場合、古代は榎本を助けに行く。当然だ。艦長室には行けない」
「行き場所がない古代だから艦長室に行くわけだね」
「そう。でも2199の古代は行かない。他に行くべき場所があるからだ」
「話はそれで終わり?」
「いいや」
「なに?」
「風呂に入ってるときにハッと気付いた。第7話で古代が甲板員を手伝ったから、恩返しでシーガルでソノブイ落とすときに、榎本は古代に協力してくれたのか。分かってたのは榎本だけで部下は悲鳴上げてたけど」
「えー」
「だからさ。第7話での古代の行動は重要だったのだ」
艦長室では §
「艦長室で話をしている沖田と徳川。実はこれも重要な伏線。実は限られた人しか知らない真実があり、沖田と徳川は知ってる」
「それは古代が来るより重要?」
「むしろ島の伏線になる」
「でも島は来ないよ」
「だからさ。ニュース映画を島と沖田は一緒に見ることになる。酒を飲む代わりに」
アバン先生 §
「アバンが冥王星攻略済みバージョンに変化した」
「うん」
「でもエンディングの絵は変わってない。でもそれでいいことに気付いた」
「なんで?」
「ヤマト1974ではパーティーの時点で既にシュルツは死んでいるのだ。しかし、2199では死んでいない」
「デスラー魚雷を撃つまでは出番があるわけだね」
「それに次に出てくる敵はドメルだが、まだ登場していない」
「確かに」
「実はドメルが出るまで今のままのエンディングでもいいぐらい」
「そこが違うわけだね」
「もしドメルもシュルツもNGってことなら、ゲールかな」
「ひ~」