「用賀の技研公開まで行ってきたぞ」
「どうだった?」
「そうだな。なれるものなら、ここで研究員をやるのもいいかなと思った。浮き世離れした研究をして技研公開でポスターを前に説明するとか」
「なれそう?」
「無理だろう。それらしい資格は何も持って無いしな。それに狭き門だろう」
「ひ~」
「でも、自分にも理解可能、自分にもできそうなテーマもいっぱいあったよ」
「まさか。君の専門は放送じゃないだろ?」
「放送と情報処理の垣根はもう無いんだよ」
8Kの問題(SHVの問題) §
「8K映像をいっぱい見てきたよ」
「それで?」
「フルハイビジョンパネルを見慣れた目で見ても、確かに綺麗だ」
「そうか」
「でもね。カメラの展示があったけど、カメラの背後に膨大な同軸ケーブルが接続されていたぞ」
「なんで?」
「情報量が多いから、RGBの3本だけじゃ足りないんだよ」
ホログラフメモリ §
「極楽1号ファンのみんな、喜べ。ついにホログラフメモリが実用になりそうだぞ」
「極楽1号ファンっているの?」
「さあ」
その他 §
「入り口にドーモ君がいたが左右のお姉さんが大人しいファッションに見えて前から見ると太ももが見えるという大胆コスチュームだった」
「そこが見どころかよ」
「まあ他にもいろいろ面白い話は聞けたぞ」
「どのへんで?」
「おおむね、最初の方は混んでいる。そこは軽く流して先に行くと空いてくるからそこがポイントだな」