2013年06月04日
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NearColorCheckerをCodeplexで公開

Written By: 川俣 晶連絡先

「実はCodeplexを使ってやろうと思っていて、準備もしていたのだ。テストプロジェクトの作成から削除まで。それから、実はANGFから開発用の機能を完全に分離してCodeplexで無償公開できるレベルまで持っていって準備した公開用のソースも準備があるのだ」

「なら、なぜこれが最初?」

「ただの思いつき」

「ぎゃふん」

どんなソフト? §

「ハードディスクに同じ画像が何枚もあるって、よくある状況じゃないか」

「うん」

「で。ハッシュ値を調べて同じファイルを報告して1つを残して消すツールを作ったのだけど、実はこれでは上手く行かなかった」

「なぜ?」

「リサイズしたものや、再エンコードしたものなど、バイナリーが違ってしまったファイルが意外と多い。でも、違う画像とは言えない」

「そうだね」

「それらを上手く判定して同じ画像を探したかった。たとえば、以下のような画像を同じと見抜いて、小さい方を削除したいわけだ」

largesmall

「それがNearColorCheckerってことだね。でも、なぜ近い色のチェッカー?」

「色情報に着目したから。同じ画像なら同じような色になるはずだという事実に着目して、平均した色情報で比較している」

「バイナリーが違っていても、同じような色になるはずだってことだね」

「そうだ。だから色が似ていると誤判定する可能性がある。自動では消さないようにしてある。目視で判定して消すのが基本」

感想 §

「ClickOnceでCodeplexに発行したら、うっかりファイルの作成先とアップデートのチェック先を混同して1時間ぐらい無駄にしてしまった」

「わはは」

「ドキュメントは正しかった。読めなかったのはおいらの問題」

「ドキュメントはあてになったということだね」

「そうそう。やはりMSのサービスだ。そこはドキュメントがいい加減なことが多いOSSと違うところ。だからもっと信用してきちんと読めば良かった」

「後悔先に立たず」

「それからNew Releaseの方法が分からず慌てた。どこにも書いてなかった。でも良く見ると最初にチェックしたページにNew Releaseってリンクがあった。小さいけど隠されているわけでも無く、落ち着いて見ればすぐ分かったはず」

「まずは落ち着けってことだね」