「第六章のヤマトークのゲストは鈴村健一氏」
「それで?」
「鈴村健一氏はヤマト2199での島大介役の声優」
「ヤマト2199の声優だと君はどう思うわけ?」
「実は、もうヤマトークはヤマト1974時代のスタッフがゲストの時だけ行こうかと思っていた。貴重な話が聞けて資料性も高いからだ」
「それで?」
「でもね。ラジオでラジレンジャーを聞いていると鈴村健一氏がいかにマニアか分かる。声優とかそういう話は抜きにしてまずマニア。そして声優だから語りのプロ」
「それで?」
「じゃあ、語りのプロのマニアがヤマトークで何を話すのかは全く想像もできない」
「ラジレンジャーから想像ができるんじゃないか?」
「ラジレンジャーは東映公認の特撮ラジオ番組だが裏を返せば東映特撮以外は話題にできない制約を持つ。だから特撮から離れた場所で何を話すのか、そのヒントにはなりにくいのだ」
鈴村健一氏ってどんな人? §
「アキバレンジャーのアキバレッドは基本的に普通の俳優が演技で戦隊マニアを演じている。でも、鈴村健一氏は演技じゃなくて本物のマニア……だと思う」
「そんなに?」
「おいおい。そこまで……と思うトークがしばしばあるからね」
「君がそこまで……」
「というわけで、行くべきかどうか悩み中だ」