Visual StudioからjQueryMobileを使う方法

「jQueryMobileなら昔から使っていたので、別に気にしていなかったのだけど、さるプログラムを開発中に上手く動かない問題に突き当たったのだ」

「なぜ上手く動かないの?」

「たぶん、ASP.NETが入れているスクリプトと動作が当たってしまっているのだろう」

「ふーん。便利になると副作用もあるってことだね」

「そこで、改めて調べたよ。めんどくさいから結論を先に言おうか」

「頼むよ」

• Visual Studioを開く
• プロジェクトの新規作成
• ASP.NET MVC 4 Webアプリケーションを選ぶ
• テンプレートの選択ダイアログが出てくる。インターネットアプリケーションが選択されているが、それをモバイルアプリケーションに変更する
• OKをクリック

「あとは、jQueryMobileのCDNのURLを書き込めば終わりなのだね?」

「いや。そうじゃない。そんな手間を要するまでもなく、既にプロジェクトにjQueryMobileが含まれている」

「えっ?　MS製品なのに、jQueryMobileを自動的に組み込んでくれるの?」

「jQueryMobileだけじゃなく、jQueryも含んだプロジェクトを作ってくれる。まあ、jQueryは前からASP.NETのプロジェクトに自動的に入れてくれたけどね」

「気付いていなかったの?」

「そうだ。昔の誤魔化しノウハウとWebFormの組み合わせで使えていたので、うっかり見落としていた」

「えー」

「悩んで損したのでメモ」

「でもさ。これだとMVCが必須だよ」

「jQueryMobileとWebFormの相性ははっきり言って悪い。ここがMVCに全面的に乗り換えるいい機会だろう」

「Razorだって使っちゃうということ?」

「そうだな」

「君に取ってはjQueryMobileの方が重要に見えるよ。jQueryMobileさえ動けばあとはどうでも良いような……」

「それはけっこう当たってる」

「なんでだよ」

「くだらないスマホの件にあまり悩みたくはないからね」

「えー」

「それに、乗りこなすのが面白いライブラリだよ、jQueryMobileは」

「理由はそれか」