2013年07月09日
トーノZEROアニメ感想風立ちぬ total 4006 count

風立ちぬは鉄道描写が楽しみだ

Written By: トーノZERO連絡先

「映画館で予告を見た」

「飛行機の映画だろ? それで感想は?」

「鉄道描写と軍艦描写が格段にアップしている。特に鉄道描写」

「は? 飛行機の映画だろ?」

「そうだ」

「なのに鉄道描写? 軍艦描写?」

「そうだ」

曲がった煙突 §

「上のページにあるような曲がった煙突の軍艦がチラッと見えた。これは新しいテイストだ」

「どこが新しいわけ?」

「この手の描写は、どうしても第2次大戦風になることが多い。そうでなければ日露戦争風。中間期の描写は珍しい」

「曲がった煙突に意味があるの?」

「長門だとすると、それは意味深。軍縮条約時代の戦艦なので、制限された主力艦を補うために航空機開発に力が入った時代だ」

「だから飛行機の映画に登場する意味があるわけだね」

鉄道描写 §

「宮崎映画の死角は鉄道描写。けっこう甘い描写が多い」

「たとえば?」

「魔女宅の勾配標みたいな腕木信号機とか」

「それで?」

「今回の映画は、かなり鉄道描写がいい感じだ。3等客車も含めて。蒸気機関車も九六っぽく描いてあったし」

「九六艦戦?」

「いや、9600だよ」

「知らないよっ!」

「陸奥と長門は日本の誇り。8620と9600は日本の誇り。覚えておけ!」

「前者はともかく、後者は知らないよ!」

「しかし、コクリコ坂のモハ72系といい、ジブリの鉄道描写は良くなっているから今回も楽しみだ」

楽しみだ §

「でもこの映画の評判悪いよ」

「関係ない」

「なんで?」

「オタクの映画評など、あてになった例しがない。自分の目で確かめるよ」

「曇り無くマナコで見定めるのだね?」

「そうだな。すくなくともナマコでは見定めない」

「ぎゃふん」

風立ちぬ