「最近、失われたピースを2つほど発見してヤマト2199解釈が進んだ」
「2つってなに?」
- トランスの中古CD (BEST OF TRANCE 2004)
- ギャラクティカ
「トランスの中古CDで何が分かったの?」
「記憶の光はトランスと歌い方が似ている」
「ギャラクティカって?」
「アメリカのテレビドラマ。2003年から2009年に放送」
「それで?」
「全ての21世紀ヤマトはギャラクティカの影響下にある」
「復活篇、SBヤマト、2199だね。タイミング的にそうなるね」
「うん」
「影響下にあると2199はどうなるわけ?」
「だからさ。2199はギャラクティカへの返歌ということだ。返歌である以上以下の点は踏まえねばならない」
- ギャラクティカには負けていないことを示さねばならない
- 戦闘シーン、メカ描写で負けてはならない
- それ以上に人間ドラマで負けてはならない
- アメリカで放映されねばならない
「ははぁ。だから、STAR BLAZERS 2199が早々に発表されるわけだね」
「それだけじゃない。グダグダの人間ドラマに負けないために、薮やゲールの位置づけがより大きくなる」
「えー」
「それでね。それを実現するために選択された方法論は、切り捨てられた幻の展開の復活なんだ」
「なぜそれを復活させるわけ?」
「グダグダの人間ドラマがあるからだ」
「えー」
「ガミラスでも反乱。ヤマトでも反乱。敵味方の軸すら分からないグチャグチャな話になっていくが、実はそれもギャラクティカに対抗するには必要。ギャラクティカもそうだから」
「そうか。過去を総動員して総合力で『俺達は負けちゃいないぜ』と示したいわけだね」
「そうだ。そのアイデアの長所は山本がなぜ女になったのか説明が付くことだ」
「なぜ?」
「立場がスターバック相当だから」
「それで結局何が言いたいわけ?」
「うん。だからね。ギャラクティカは人類対サイロンの話ではなく、最終的に一神教対多神教の宗教対立に収束していくのだ」
「は?」
「で、トランスは宗教的恍惚感を扱うジャンル。記憶の光にも宗教的恍惚感が含まれる」
「つまりなんだ?」
大予言第七章 §
「ずばり予言しよう。宗教的恍惚感が第七章のテーマになる」
「えー。もっと具体的なストーリーを教えてくれよ」
「そうだな。なぜか山本のα2が傷一つ無く戻ってくる」
「は?」
「ヤマトは敵艦と一緒に仲良く航行する……のは既に第六章でやってしまったな」
「やったよ」
「そして、ヤマトは地球に戻るが地球は既に廃墟だった」
「えー」
「そして、人類とイスカンダルの混血児サーシャを奪還するために最後の戦闘に挑むわけだ。デスラー艦に小ワープする」
「なぜ急にデスラー艦が」
「ヤマトの最後はデスラー艦だろ」
「それはまあそうだけど」
「敵に乗りこむとロボット兵が襲ってくる」
「しょせんは操り人形か」
「サーシャを奪還して離脱するが最後のワープでヤマトは完全にガタガタになってもはやワープができなくなる。しかし、そこで目の前に緑の星が現れる。そこに移住を決意するのだ」
「なんだそれ」
「それは太古の我々の地球で、ヤマト乗組員が移住した先は日本列島。そこで、ヤマト乗組員がヤマト国を打ち立てる。古代ヤマト王朝の成立である」
「ひぇ~」
「そして、沖田艦長はひっそりと息を引き取る」
「まさか」
「ファイナルヤマトはファイナル5。ラストエピソードは5回連続だ」
「嘘つけ、第七章は4回分しかあらへんがな」
「落ちが知りたくないか?」
「まだ落ちがあるのかよ」
「最後に宇宙船は全て太陽に向かわせる。もはやここに永住するという決意の表れだ」
「それで?」
「しかし、そこには惑星破壊プロトンミサイルが含まれていた。それを太陽に捨てたので、太陽活動の異常増進が……」
「突然ヤマト2を飛ばしてIIIが始まるわけだね?」
「しかしヤマトはもうない。ガミラスが滅んで海賊になったフラーケン主役でタイトルはスペースウルフ。いきなり古代の前に現れて、君が気に入ったならこの船(UX-01)に乗れと」
「そんなわけあるかい。バキッ!!☆/(x_x)」
「待て待て。まだ重要な情報が残っている」
「なんだよ」
「UX-01の艦首にある謎の穴が今こそ明かされる」
「は?」
「あれは水抜き穴なんだよ」
「それがどうした」
「つまり水を発射できるのだ。太陽に向かって撃て」
「あれがハイドロコスモジェン砲かい!」
「うむ」
「真面目に第七章を予想する気ないだろ」
「うむ」
「水抜き穴イコールハイドロコスモジェン砲って言いたいだけだろ」
「うむ」
オマケ §
「それでトランスの話はどうだった」
「だからね。ディスコアレンジでのディスコサウンドの遠い末裔がトランスにあたる。だから、ディスコアレンジ風の白色彗星から始まりトランス風の記憶の光で締める第四章は、実は音楽的に筋が通っている」
「それだけ?」
「第14話の魔女は囁くの音楽も、実はトランス的な世界に至るマイルストーンとして意味がある」
「じゃあ、第四章は凄いわけ?」
「そういう意味ではね」
「本当に?」
「ただの想像だ。本気にするな」