「ギャラクティカのファイナルファイブとは、人間であるかのようにギャラクティカに乗船しているサイロン5人を意味する。正体は自分でも分かっていなかった」
「ヤマト関係無い」
「いやいや。実はヤマトにもこっそり5人ぐらい宇宙人が乗っているとしたら?」
「は?」
「仮定の問題だ」
「その仮定に意味があるの?」
「実は宇宙人嫌いの伊東と敵対した相手がみんな宇宙人だったら面白いなと」
「宇宙人であることを本能的に察知して伊東が嫌ったというわけだね。でもいったい誰?」
「まず、オルタの一件で伊東と対立した3名」
「アナライザーを入れて良いの?」
「サイロンには機械のセンチュリオンもいるから」
「えー」
「それから伊東が最も嫌った相手を入れる」
「ちょっと待て。森雪はユリーシャではないぞ」
「誰がユリーシャだと言った。自分が宇宙人であると知らずに地球で生きてきた可能性を言っているのだ」
「そんなあ」
「だから、宇宙人嫌いの伊東にはユリーシャと森雪の区別が付かない。どっちも宇宙人だからだ」
「えー」
「そして、ファイナルファイブの最後の1人が今明らかになる」
「誰だよ」
「それは宿題だ」
でも本当の落ちは §
「ギャラクティカの本当の対立軸は人類対サイロンじゃない。一神教対多神教だ」
「それで?」
「だからさ。神が八百万いる日本はそれだけでギャラクティカを受容しにくい」
「日本版ギャラクティカとしてのヤマトは成立しないわけだね?」
「もし成立するとしたら、きっとファイナルファイブじゃない。ファイナル八百万になる」
「うそー」
「999人のヤマト乗組員に、八百万の神々が隠れている!」
「計算が合わないよ」
「大丈夫。付喪神もありだから、物体に宿った神もありだから」
「まさか」
「そうさ。KAORUカップにすら神は宿る」
「ぎゃふん」
「波動防壁と八百万の神々に守られて今日もヤマトは行くぞ」
「戦闘ごとに1000人ぐらいの神々が死にそうだな」
「でも大丈夫。八百万もいるから、1000人ぐらい減っても平気」
「多神教おそるべし」