「みなさん、いかがお過ごしですか。私はMinecraftで穴を掘ってばかりです。えっ? なぜ穴を掘っているかですって? それは頭を使わなくていいから。すっかり疲れましたよ」
「皆さんって誰だよ」
「読者の皆さん」
「それより地下空洞が4層ってどういうことだよ」
「だからね。最初二層だと思ったけれど、探索しているうちに三層だと分かった。そして、地上に近づく分岐の1つが立体的に折り重なっていて、実はそこだけ四層目が存在することが分かった。本当はもっと微妙な上下があるのだが、せっせと岩を掘って整理した。整理した結果が四層だ」
「それだけ?」
「いや、これは同じ階であるはずだ、という空洞はつないだよ」
「えっ?」
「他に、たとえば1階から3階に上がる階段は途中で2階に抜けられるように穴を掘れる筈だと思って掘ってみたり。階段部分以外はずいぶんと平滑になったぞ」
「まさか」
「平滑になるように、穴もけっこう埋めた」
「ひ~」
「途中で持ち物が丸石だらけになるから洞窟内にチェストも置いたよ。溢れた丸石の置き場として」
「そんなに……」
「本当に持ち物が丸石64だらけ」
「丸石64ってなに?」
「丸石が64個ってこと。64はスタック出来る最大数」
「ひ~」
「それから柵の手すりはできるだけガラス板を使うようにした。全部丸石で作ると暗くなるし、パッと見てどこに何があるか良く分からないからね」
「そういえば、一箇所溶岩があると言ってなかったっけ?」
「溶岩ね。今でも健在だよ。柵で囲って安全にしてあるけど、埋めていない。間違って落ちると今でも危険。先があるから簡単には入れないけど」
「ひ~」
「ひらめいた。溶岩はガラスで囲うときっと綺麗」
「ひ~」
「ひらめいた。溶岩の脇にかまどとチェストを置いてバケツを入れておけば、かまどの熱源に困らない」
「いちいち木を切って次に備えて植樹しなくていいわけだね」