Written By: トーノZERO
「メルダは赤が好き」
「自分の機体を赤く塗るほどだね」
「でもね、山本のペンダントも赤いし、目も赤い」
「気に入って危ない火遊びをするわけだ」
「それに。あの人も赤い」
「誰だ?」
「古代だ」
「古代の目は赤くないぞ」
「胸の矢印が赤い」
「そりゃ確かに、赤い人だ」
「結局ヤマト計画の成功は、メルダ相手に古代と山本で交渉したことだろう」
「なるほど。裸同然にひんむかれて身体を調べられても、赤い矢印の古代が尋問役ならまた来たくなるわけだ」