「あっさりと沖田のモノローグで流されてしまったディッツ一行との会談」
「うん」
「そこにエリーサもいた」
「そうだね」
「しかし、ヤマトとは夫が死んだ場所。ヤマトに殺されたわけではない。自爆したのだ」
「夫の死に場所に来たわけだね」
「その時、エリーサは何と思ったのか。沖田はそれに対してどう答えたのだ」
- 「ドメルは男だったよ。勇敢な男だったよ。だが彼は戻ってこない。許してくれたまえ」
「……とでも言ったのか」
「ひぇ~」
「そこから考えるとね。実は交渉が決裂した理由はエリーサの感情のもつれと、それを尊重するディッツの優しさにあるのでは無いかとすら思える」
「じゃあ、メルダだけヤマトに残ったのは?」
「メルダはエリーサより古代が大事だったのだろう」
「ぎゃふん」
エリーサの感情といえば §
「エリーサの感情といえば、ドメルと沖田はラブラブ見つめ合いをやった仲だから、そこに嫉妬したということも考えられるな」
「私の夫を盗らないで下さい! って?」
「女の嫉妬は恐ろしい」
逆にいえば §
「逆にいえば、ディッツはエリーサに掘れていたのかも」
「不倫だ……」