Subject: ガミラスはいつ沖田の名前を知ったのか
Keyword: 【▲→トーノZERO→アニメ感想→宇宙戦艦ヤマト】
URL: http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20130727083604
名前: トモネコ
本文:
お疲れ様です。
「ヤマトのドリルミサイルは実はリーマミサイルである」
6章はドリルミサイルのシーンが素晴らしかったです。
波動砲の隔壁が破られ空気が外に漏れ出る所回転モーメントを逆噴射で打ち消すシーン感動しました!
2199ではドリルでは無く特殊削岩機になりましたが一般の人はドリルだと思っていると思います。
しかし製造業の私から言わせて貰うとドリル加工はムクの材料に穴を明ける作業です。
ヤマトの波動砲口にネジ込むドリルミサイルはすでに開いている穴を仕上げたり穴形状を変えるリーマ加工といった方が正解です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%9E
興味の無い方には大変恐縮です(汗)
「いや、それは良く分かるぞ」
「なんで?」
「たとえばね。今どきの出来が良いプラモばかり作ってる人はこういう道具にはあまり縁が無いの」
「もともと正しいサイズに穴が空いてるってことだね」
「そう。空いて無くても、実は裏にガイドの浅い穴があって、それを貫通させれば良いようになっていて、ちょっと錐で穴を貫通させるだけで済んでしまうの。簡易ドライバーセットに付いてる錐が1本あれば済んでしまうわけ。あるいはタミヤのピンバイスと替え刃のセットが1つぐらいあればそれで済んでしまうわけ」
「君もそれで済ませているわけ?」
「プラモ作るときはそのレベルで足りている」
「足りてるじゃないか」
「プラモ作るときは……と断ったろ」
「あれ? プラモ以外を作るってこと?」
「そう」
「でもさ。君が作りたがっていた発泡スチロールの船だって、同じような道具で対処できそうに思えるよ」
「そうだね」
「じゃあ何さ」
「もううろ覚えだけどね。真空管式のラジオを作るとき、金属製のケースにドリルで穴を開けてリーマーで広げてそこに真空管ソケットを付けましょう……みたいな製作入門記事を子供の頃に見た記憶があるぞ」
「真空管式のラジオって、どんだけ昔の話だよ」
「既にトランジスタ全盛期だったので、子供の頃ですら時代遅れの話だった。今なら夢想の領域だな」
「夢かよ」
「リーマーの美しい夢。これをビューティフルドリーマーという」
「ぎゃふん」
「というわけで、確かにドメル艦隊のアレはドリルというよりも、リーマーだな」
オマケ §
「肝心なことを質問するが、君はリーマー使ったことがあるのかい?」
「何となく使った記憶はあるのだが、良く覚えていない」
「なんで?」
「使ったとすれば、中学の時の金属工作室だと思うが、なにせ古い話なので忘れた。ちなみに、旋盤とボール盤を使った記憶は明確にある。ボール盤は、エッチングした基板にスカスカ穴を開けられて、なんて便利だと思った記憶がある」
「ボール盤って何? 野球盤の一種? キャッチボールするの?」
「穴を開ける機械だよ」
「えー」
「ただし、金属工作室で活動していた工作部に野球班(非公式)があったのは事実だ」
「工作部だろ?」
「そう。半田付けとか工作する部活動」
「なのに、野球班?」
「そう。写真を撮る部活なのに部室にボールがある光画部みたいなものだ」
「リアル光画部……」
「顧問の先生に頼み込めば技術家庭科の授業で使う工具類を利用できたハッピーパラダイスだよ」
りょうさんへ §
うちの貧弱な再生システムでは音が良く分からないので、第七章後に改めて聞いてみます。