「小寺さんよりメールを頂いた」
「ディッツが投獄された理由だね」
「その前に整理しておこう」
「うん」
- ドメルの裁判で、ディッツと共謀して総統暗殺をおこなったと告発される
- しかし、総統は生きていた。ドメルは許されて、七色星団に出撃した
- ところが、ドメルと違ってディッツは総統に許されることはなくドメルが七色星団で死んだ後までずっと収容所惑星にいた
「つまり、ドメルは単なる冤罪としてデスラーに許されているがディッツは許されていないわけだね」
「そうだ。ドメルとディッツの罪状は同じではない。ならばディッツの罪状とは何だ? デスラーにも許せない罪とは何か?」
「それで肝心のメールは?」
ディッツの投獄の理由になりうるとすれば、次元潜航艦をドメルが運用したのが、デスラー総統の許可のある前だったことを後で問題にした可能性があると思います。
私物化という口実で。反乱の疑いをかけられ、かつ政治抗争の結果と思います。
ドメルとディッツの投獄された場所は明らかに別です。
第十七収容所惑星に収監対象を考えてみます。まず異星人(たぶん捕虜)です。ガミラス人はかなりが政治犯かもしれません。
あるいはメルダと関係しているかもしれません。ヤマトと接触の可能性を疑われ、それと父親と結びつけ。
エリーサが収監されるときのメルダのなりが気になります。(こちらの可能性はほぼないと思いますが)
以上です。
「それでどうなんだ?」
「総統府直轄のUX-01を勝手に動かした罪がやはり大きそうだな」
「でもドメルの頼みだろう?」
「そうだね」
「頼んだドメルは許されるの?」
「結局、デスラーはドメルに甘いんだろう」
「えー」
「でも、ディッツもドメルに甘い」
「実は沖田もドメルに甘い気がする」
「ドメルに戦いをやめようと言い出す甘えん坊沖田……」
オマケ §
「ディッツの罪状を数え上げてみよう。さあ、おまえの罪を数えろ」
- ドメルに甘い罪
- 娘に甘く、娘がヤマトで古代に惚れてきたのに追求しない罪
- ギムレーの部下の横暴に意見しない罪
- ドメルの嫁さんに甘い罪
- UX-01を勝手に動かした罪
- ゼーリックに反論した罪
「ゼーリックは罪なのか?」
「さあ」