玉玉さんの建物ダイスキ【東京建物33】, 川俣晶, ぽから【▲→川俣晶の縁側→歴史と文化→下高井戸周辺史雑記】

「これはなんだい?」

「アトランダムに選んだ建物を33個紹介するだけの本」

「アトランダム?」

「あまり重要度に関係無く自分のフィーリングで選んだ建物かな」

「ホントに?」

「いや、実は見に行った時に撮った写真がある建物だな」

「なんてこった」

「撮った時は何も考えていないが、何か問題があったら対処するので連絡を乞う」

「それで君は建物が好きなのかい?」

「意外と……」

「いつから好きなんだ?」

「さあ」

「さあって……」

「取りあえず、デジカメの初期のブームの頃、肖像権の関係があるから人が撮れないでしょ?　だから街を撮ったらそっちの方が面白かった。その頃から建物は重要な被写体だよ」

「1990年代だね」

「でも、子供の頃に遊んだダイヤブロックやレゴでも、建物を作るのは定番の遊びだったわけで、その頃から好きだったとも言える」

「えー」

「鉄道模型でも意外と鉄道車両よりストラクチャーに注目していた時期があるしね。1/150スケールの輸入模型のマンションの建物とか作った記憶があるよ」

「分かった分かった。君は建物が好きらしい」

「みんな、暇つぶしにこうておくれ～。たった100円だから」

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