Written By: 川俣 晶
「暑いし仕事も多い。なかなか遠出ができない。でも、身体を動かさないのも良くないので、自転車で少し走ったよ」
「それで?」
「甲州街道沿いに見つけた歩道の真ん中のガードレール。あれの延長部分を確認した」
「ふーん」
「途中から実は既知の水路と合流していた。気がついたら甲州街道の旧道に出ていた」
「合流か」
「そうだ。おかげで、既知の水路の一部という発想にならず、つい探索に力が入ってしまったよ」
「わははは」
「しかし、まだ全貌を明らかにはできていないようだ。まだしばらく探索が必要だな」