2013年08月16日
川俣晶の縁側模型局スケールモデル total 5294 count

1/700 アオシマ フルハル重巡洋艦摩耶の組み立て説明書の誤植など

Written By: 川俣 晶連絡先

摩耶建造中

「現在、1/700 アオシマ フルハル重巡洋艦摩耶を組んでいるが、気付いたことを書いておく」

「なんで?」

「引っかかると結構骨だからだ」

  • 説明書に書いてある部品番号95は実際には45と思われる (艦橋前面のパーツ)
  • 説明書のW34はたぶんW43
  • 説明書16の段階で高角砲を2つだけ付けているが、17の段階では6基全部付いてる。おそらく、16の段階で高角砲は全て付けて良い (つまり6個付けておく)
  • 付属の展示用ベースの突起部を差し込む穴が艦底に空いていない。穴を開けることそのものはピンバイス等を使えば簡単だが、細かいパーツを付けた後だと壊れやすい。船体を左右合わせた時点で開けておくと良いのだろう

「他には?」

「艦橋には透明パーツを入れることになるので、先に塗ったパーツを組んだ方がいい」

「君はそうしたの?」

「いや、塗る前に組んでしまったので、けっこうしんどいぞ」

「透明パーツは塗らず普通のパーツは塗らねばならないわけだね」

「それから喫水線に塗り分けのガイド線がモールドされているわけでは無いので、思い切りが必要だ」

「なるほど」

「あと小林誠さんからTwitterでいくつかのアドバイスがあったので、それも検索すると参考になるかも知れない」

「でもさ。組めるわけだろ?」

「うん」

「ならさ。パーツ番号の間違いとかは意識しないで、正しく合うパーツを組んで行けばいいんじゃないの?」

「それはNGだ」

「なぜ?」

「実は未使用パーツが大量に出るからだ」

「なんで?」

「同型艦との共通ランナーや、WLモデルとの共通ランナーがあるからだ。信じられるか? ランナーにはWLの艦底パーツまで付いているんだぞ。こいつはフルハルモデルで付けられる場所が無いのにだぞ」

「えーっ」

「似たようなパーツが複数存在することもあるので、どれを使うのかは間違えないようにしたい」

感想 §

「買ってがっかりした?」

「いや、楽しかったぞ」

「いいのかよ、これで」

「2回も3回も同じことをやりたいわけではないが、けっこう良い刺激であった」

「どこが良かったの?」

「説明書のミスを2つ見つけた時点で、3つあれば本物だと思ったが、しばらく出てこなかったのでこれで終わりかと思ったら3つめが出てきてのけぞった。こいつは本物だ」

「でも間違いだろ?」

「ズベズダのオリョーノクA-90なんて、箱絵と説明書の色が食い違っているどころか、実は箱側面の完成写真には色も塗っていなければデカールも貼ってない。ぜんぜん参考にならないぞ!」

「おそロシアっ!」