2013年08月22日
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コスモゼロの折り畳み機構はどっちが先に設定されたのか?

Written By: トーノZERO連絡先

「小寺さんよりの質問だ」

  • コスモゼロの主翼の折り畳み機構は、設定を行った時点で見た場合、
  • 2199と復活編のどちらが先でしょうか?

「2199の方が後だよね。復活篇→SBヤマト→2199と続く時間法則を考えれば」

「そうとも言い切れない。復活篇、SBヤマト、2199は3本ワンセットの企画だったことが既に分かっている。復活篇の時点で既に2199の企画は存在していた」

「じゃあ分からないってこと?」

「おいらには分からないよ」

「より折りたたみの多い2199の方がより新しいデザインという可能性はないの?」

「それも分からない。過剰な可動はむしろ良くないと思えば、より可動箇所の少ないデザインをするかもしれない」

「うそー」

「ただね。1つだけ役に立たないヒントはある」

「どんなヒント?」

「2199ヤマトの第1格納庫は広すぎるんだ」

「は?」

「つまり、機首を折りたたむ必要があったのだろうか、という疑問はあり得る」

「でも折りたたんでいるよ」

「だからさ。このコスモゼロは折りたたむ必要があってそうデザインされたと考える方が素直だ」

「でも2199ヤマトでは折りたたむ必要がないんだろう?」

「そうだ」

「言ってる意味が分からないよ」

「いいかい。2199ヤマトのデザインはずっと前から存在するのだが、全長333メートルという設定は最初からあったわけではない。2199ヤマトのデザインがまずあって、それがバンダイの1/500ヤマトという形で世に出たが、このときは全長333メートル解釈では無かったようだ。しかし、2199上映時には333メートルになっていた」

「分かった。333メートルに確定する前にコスモゼロをデザインすると、格納庫にゆとりが無いから機首を折りたたむ必要があったわけだね?」

「かもね。事実かどうかは知らない」

「えー」

感想 §

「それでコスモゼロの折りたたみ機構、君は必要だと思うかい?」

「どういう観点で?」

「意味分からないよ。観点で結論が違うのかよ」

「違うよ」

「じゃあ、観点ごとに説明してくれよ」

「一般論で言えば、折りたたみ機構はない方が良い。可動部分は構造上の弱点になるからだ。壊れやすくなる」

「別の観点だと違うわけ?」

「そうだ。アニメーションで動かして分かりやすく表現するという観点から言えば、翼の折りたたみは【艦上機らしさ】を表現する手段となる」

「それだけ?」

「あとはサイズの矛盾の解決ないし、最小化だな」

「折りたたまないと入らないなら、折りたたむわけだね」

「そうだな」

「君が自分のコスモゼロをデザインするとしたら折りたたんだ方が良いと思う?」

「その質問は無意味だ。自分がコスモゼロをデザインする可能性はほとんど無いし」

「質問を変えよう。君が宇宙戦闘機をデザインするとしたら?」

「宇宙戦闘機に、そもそも翼は必要無い。以上だ」

「ひぃ~。一言で切って捨てられた! でも、アニメ特撮の大多数の宇宙戦闘機には翼があるよ」

「実際には実在の戦闘機になぞらえた表現だからだ」

「じゃあ、本当は宇宙なんかじゃないってこと?」

「ヤマト2199の七色星団を見ろ。あれが宇宙に見えるか?」

「ひ~」

オマケ §

Subject: 感想・映画「風立ちぬ」【ネタバレ注意】

Keyword: 【▲→トーノZERO→アニメ感想→風立ちぬ】

URL: http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20130720140847

名前: トモネコ

本文:

ご苦労様です。

日曜日までお仕事大変、ご苦労様ですm(__)m

「零戦もよいけど・・」

「隼」のカッコ良い画像を拾いました。

「隼」も魅力があると思うのですがタミヤの社長様は「隼」が嫌いで模型化するつもりが無いと以前何かで読んだ記憶が・・

お仕事のお邪魔をしました。

失礼します。

「本当なら隼差別だな」

「おいおい。零戦映画が話題のこの時代に隼の話かよ」

「隼っていうのはね。昔読んだ本のうろ覚えて言えば、構造的に翼に機銃を仕込めないの」

「うろ覚えかよ」

「だから信じるなよ」

「ひ~」

「だから機首に付けるしか無いけど、当然大口径の機銃は付けられない」

「なんで?」

「プロペラの隙間から撃つための同調装置が必須だけど、それが誤動作すると自機のプロペラを吹っ飛ばすからさ」

「ひ~」

「だけど、陸軍の要求は戦闘機は7.7mmを2丁で十分という解釈で、より防弾が完備した敵機のことを何も考えてない。だから、機首に7.7mmを2丁付けたけど、もちろんそれでは足りないので、どんどん機銃は強化されていったわけだ」

「でも戦果は上げたんだろう?」

「そうだ。だからさ。実は機銃の口径は決定的な差では無いらしいぞ」

「まさか」

「ゼロ戦の坂井三郎だって、7.7mmでB17を落とせると証明するためにひたすら7.7mmを撃ち込んで落とした話をどっかで読んだし」

「ゼロ戦は20mmが主兵装ではないの?」

「発射速度は遅いし、弾道は垂れ下がるし、当たると大きいけれど、当てにくいからあまり有用ではなかったという意見もある」

「じゃあ、隼でも戦えたってこと?」

「事実戦ってる」

「じゃあ、隼でもいいわけ?」

「いいとは言わない。戦えることと優秀な戦闘機であることの間には大きな溝がある。だからその後陸軍は二式、三式、四式、五式と毎年新しい戦闘機を制式採用していくことになる。まあもっとも五式は俗称で制式採用はされていないという説もあるけどな」

「そんなあ、それじゃ五式犬が泣くよ」

「しかしね、どんな道具も使いようだ。道具が良くないと泣く前に、それを最大限に使いこなして結果を出してみろってことだ」

「なんか実感がこもってるね」

「だからさ。水性ホビーカラーは乾燥が遅いと歎く前に対策を考えろってことだ」

「SA誌のコラムにハンブロールも乾きが遅いと書いてあったぞ」

「ハンブロールよりもマシみたいだが、それでも遅いことに変わりは無い」

「問題はそれだけ?」

「まさか。水性ホビーカラー色数が少ないから説明書の色指定に対応する色が存在しないことも多い。そこは自力で解釈して乗りこなす必要があって泣けるぞ」

「でも泣く前に対策を考えるんだろ?」

「まあな」

「足りない色はどうするんだよ」

「自分で解釈して色を決めて塗る。説明書の指定は無視」

「えー」

「でもね。スケールモデルの場合、実物をあまりに無視した塗り方はしないよ。その結果として、ただの下手なつまらない模型になってもね」

「なんで? 独自の色を塗らないの?」

「兵器なら人が死んだ、人を殺した現場だぞ。そう軽々しく扱えるか」

「説明書は無視しても事実は無視できないわけだね」

「そうだな。だから、萌え車仕様のウィリスMBとか、そういうフィクションは好きでは無いよ。まあ、ウィリスMBの実車を手に入れて、好き勝手にカジュアルに塗ることまでは否定しないが、あくまで兵器として扱うならそれなりの襟の正し方があるだろう」

「じゃあ、軍艦の擬人化ゲームは?」

「一切評価しない」

「なんで?」

「擬人化は過剰に分かりやすくなりすぎ、分かっていないにも関わらず分かってしまうことが可能になるからだ。詳しくは黒猫放談でも読んでくれ。ちなみにKindleというデバイスを買わないと読めないと誤解している人が多いが、ソフトのKindleが入っていればiPadでもAndroidでも読めるぞ」

「擬人化批判は何年も前に完了済みってことだね。でも、なんで何年も前に批判されたことを今頃やって、しかも受けてるわけ?」

「過去に1回否定された物事をもう一度持ち出して、新しいという偽装を施して普及させるのが21世紀のトレンドだからさ」

「ホントかよ!」

「そこまでは知らん」

2013/08/22 21:59追記 §

「どうやら、あっさりと小寺さんの疑問には答えが付いたようだ。復活篇が先らしいぞ」

「話はそれで終わりなのだね」

「そうだな」

「だったら本当にしょうもないよ」

「当事者ではない人間が憶測で決めつけるのもしょうもないよ」

「だけどさ。実は折りたたみ機構の話をしているように見せかけながら実は別の話をしてない?」

「気のせいだ」

「ところで、艦これ否定するわけ?」

「否定するような文言を言ってしまったが、もしも艦これを切っ掛けにして模型に興味を持って自分の模型の本を買う人が出るならそれは歓迎する。否定するような話ではない」

「Welcomeってことだね。じゃあ艦これやるの?」

「自分はやらない」

「でも、艦これやっているという理由で誰かを否定する気は無いのだね?」

「そうそう。切っ掛けが何にせよ、自分の本を読んでくれる人を否定する気は無い。あくまで読者ならね」

「あくまで読者ならってどういう意味?」

「読まないで文句だけ付ける奴は読者ではない」

「読んでないんだから読者じゃないのは当たり前だよ!」

「そうだけどさ」

「でもさ。君の模型の本であるの? 思い当たらないんだけど」

「もうすぐ電子書籍本で1冊出るんだよ。ノスタルジック艦船模型本が1冊。あとWL大和を二晩で作るワープ工法入門という本も準備中だ」

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