2013年08月23日
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米海軍は小さな護衛空母で九六陸攻並の機体を運用していたのか!?

Written By: 川俣 晶連絡先

「アベンジャーと九六陸攻。WikiPediaから数字を引いてきて比較した」

「単発の艦載機と双発の陸上機では比較にならないだろう」

TBF-1C 九六式陸上攻撃機一一型
乗員 3名 5名
全長 12.48 m 25.00m
全幅 16.51 m 16.45m
全高 4.70 m 3.685m
自重 4788 kg 4770kg
馬力 1700 hp 910hp×2

「実は自重と馬力は大差ない。全幅も大差ない。全長は九六陸攻一一型の方が長いが、全高はアベンジャーの方が高い」

「えっ? 重さや馬力は大差ないの?」

「そうだ。でも、片方は陸上攻撃機、片方は護衛空母でも運用した艦上機。もっとも、時代が違うので、後から出てきたアベンジャーの方がよりコンパクトにできたとは言えるけどね」

「ってことは、あの小さい護衛空母で九六陸攻並の機体を運用したってわけ?」

「そうなるね。しかも、護衛空母は毎週のように進水していた」

「戦争に勝てる気がしないね」

「でもね、こういう数字を見ているとアベンジャーを作る意欲が沸くね。ガンビアベイも」

「そこかよ。九六陸攻はいいのかよ」

「中学生ぐらいの時にエルエスの九六陸攻をそれなりに上手く作れたときに、ああこれで良いのだと思った過去があるので、それでいいよ」