「コスモリバースの動作原理は何だろうか」
「なんで急に」
「コスモリバースは謎が多い。そもそも、ヤマトが必要だったのか古代守の記憶が必要だったのかも分からない」
「それで?」
「2つだけ分かっていることは、以下の通りだ」
「この2つは同じ機械の効能とは思えないね」
「しかし、同じ効能で実現する方法を思い付いた。魔女アーデラの事件簿で、アーデラが謎のバリアを破ったのと同じ方法だ」
「つまりなんだい?」
「時間の逆転だ」
「つまり、リバースなんだね?」
「そうだ。リバースだ」
「でも、それでいいわけ?」
「波動エンジンは時間と空間を飛び越える。コスモリバースが時間を飛び越えてもおかしくない」
「ヤマトそのものを改造したコスモリバースである以上、時間を自由にできる可能性はあるってことだね」
「問題はその先だ」
「なに?」
「時間を逆転できるとしたら、死者が生き返る」
「森雪は生き返ったね」
「ならば沖田を生き返させることも可能ではないか?」
結論 §
「ならば沖田は生き返って、佐渡先生が頭をまるめてお詫びするのか?」
「しかし、もう1つ重要なポイントがある」
「なんだい?」
「古代守は生き返らなかった」
「そうだね」
「自分で自分は生き返らせられないのかもしれない」
「なんと! それじゃ沖田の記憶があっても沖田は復活できないじゃないか!」
オマケ §
「サーシャも生き返る可能性が出てきた」
「シェへラザードがコスモリバースという可能性だね」
「でも、地球には使えない。あれはイスカンダルのコスモリバースだ」
「サーシャが生き返ったらどうなるんだ?」
「実はそれが森雪の正体……だったら綺麗に話がまとまるのだけどなあ」
「そっくりだ!」
「でも無理。森雪はサーシャが来る前から地球にいる」