「すれ違いMii広場のメッセージには以下のようなメッセージを入れて参加したよ」
「ぎゃふん。既にオチが付いた。これで終わりかい?」
「気付いたことを大ざっぱに列挙する」
- ブルク13のヤマトークではお土産が無かった。しかし、今回は模型の宣伝+ポストカード2枚に加え、ななななんと参加ゲストの直筆サインを集めて印刷したポストカードサイズの紙まで貰えた。力の入れ方が違う
- それどころか、いきなり玉盛さんと樋口さんが客席から呼ばれてゲストが増えた
- ざっくばらんな話っぷりが半端ない (特に結城さん)
- そりゃもう、とても言えない話がいっぱい
- 違うスタイルでヤマトークは継続する可能性がある
「じゃあ君ももっとざっくばらんに言えよ」
「そうだな」
- 生で玉盛さんを見たぞ! 凄い経験だ
- 樋口さんが歩いた通路の通路脇に座っていたので、生樋口さんを間近に見たぞ
- 客席からニコニコと拍手したぞ
「もっともっとざっくばらんに」
「実はね。次回作について何か言うのならこのタイミングしかないと思っていた。もっと続けたいね、という未練を語らずスパッと終わりを示すのなら次回作の発表があるのでは無いかと思った。事実としてリッチなお土産や、ヤマトーク最終回と明示したPPTの投影などがあり、これは次回作を発表する予兆かと思った」
「発表したの?」
「いや。していない。結局、違うスタイルでヤマトークは継続する可能性がある、という未練が語られたので、最終的に次回作を明示する予兆にはなっていなかったことが分かった」
大きな声では言えない核心 §
「結局さ。なんで2199は自分の中のヤマト像と相容れないか原因が良く分かった」
「2199はダメってこと?」
「そうじゃい。2199は2199スタッフのヤマト像の結実なのであって、部外者のおいらのヤマト像は入ってない。それだけだ。そのことは始まる前から分かっていたことで、最初から織り込み済みだ」
「最初から俺のヤマトじゃないという前提で見たわけだね」
「そうだ。その上で、弱点もあるが、長所はそれを上回るので、2199は肯定する」
「肯定するけど違うの?」
「違いは前提だからな」
「じゃあ、何が違うわけ?」
「方法論がいくつかの点で根本的に違う。水と油ほどに違う。それはもうヤマト云々のレベルではなく、そのはるか前提の時点で違う」
「いくつも違うのかよ」
「そうだ。いくつも違う」
「どこが違うんだよ」
「それを言ったら野暮だ、と分かったよ」
「野暮?」
「ヤーボじゃねえぞ」
「じゃあ、どうする気だよ。どうやって示す気なんだよ」
「言葉より、その行動で」
「ネタで締めた。どこまでこいつ本気なんだよ」
「ああ、そうそう。実はコスモ・ファルコンってそれほど好きじゃないの。だから模型のコスモ・ゼロは1機買ったけど、ファルコンは買ってないでしょ?」
「ブラックタイガーならいいの?」
「良い」
「コスモ・パルサーならいいの?」
「良い」
「ファルコンは好きじゃないの?」
「そう」
「何が違うの?」
「それも理由が良く分かった」
「ファルコンはダメってこと?」
「そうは言ってない。あくまで趣味の問題だ。解釈の問題と言っても良い」
「他のメカは?」
「2199だとファルコンだけかな。明瞭に趣味じゃ無いと言い切れるのは」
「他は許容の範囲なのだね?」
「そう。でもさ。これだけメカの多いアニメでファルコン以外全部OKというのは、非常に優秀なヒット率だよ」
第七章の感想 §
「第七章が見られる最後の機会だった」
「次はBD待ちだね」
「BDはリテイクが入るので、完全に同一では無い」
「分かった。これで何回目?」
「4回目」
「感想は?」
「細部はもうBD来まで語るまい。正確さを欠く」
「そうか」
「でも1つだけ言おう。イスカンダルで着水する時にヤマト艦首に付いている線。あれはガミラス総統府に突っ込んだときの傷なんだ」
「影を荒い線で描いたいい加減な表現では無いわけだね」
「そうらしい」
「細部はもういいとして、大ざっぱに言うと感想は?」
「実は気付いたことがある」
「なんだい?」
- イスカンダルはカレイドステージに見えた
- スターシャがレイラさんに見えた
- 山本玲は苗木野そらに見えた
「なぜだっ! なぜカレイドステージなんだっ!」
「カタパルトからの高飛び込みがカレイドステージのアクロバットに見えてね。水着の女達がみんな出てくるところは、レオタード姿のダンサー達が出てくるところにも重なる」
「それでも納得がいかん。なんでカレイドステージなんだ!」
「じゃあさ。カレイドスターの監督の名前とヤマト2199の24話の絵コンテの名前を調べてごらん」
「えっ?」
オマケ §
「なえぎのそら? やまもとれいじゃないのか?」
「はい。山本玲と書いて、なえぎのそらと読みます」
「嘘つけっ!」
オマケ2 §
「幻の大技『コスモ・リバース』に挑戦するには覚悟が必要なの。そら、あなたにその覚悟があって?」
「スターシャさん……」
「レイラと呼びなさい」
「分かりました。やっぱり すごい レイラさん」
「さあ、あなたにこのカタパルトから海に飛び込める覚悟がある?」
「あります! ロゼッタには負けられません! でも、篠原には覚悟がありません……」
オマケIII §
「幽霊を見たって」
「俺が見た幽霊はユリーシャさんだったんだ」
「今度のは男の幽霊だって」
「イスカンダルから乗ってきたのかな」
「見える人と見えない人がいるようだな」
「なら、それはステージの妖精、フル・フールだ!」
オマケ2199 §
「バレエ歩きで出てきたガミロイドみたいなイスカンダルのロボット」
「は?」
「あれはきっとプリンセスチュ……」
「それ以上言っちゃダメ!」
オマケ2220 §
「ヤマトとカレイドスターを絡めたネタをやれる日が来るとは思わなかった」
「何でだよ」
「カレイドスターは好きだったので」
「それだけ?」
「実は佐藤順一作品はけっこう好きなんだ。全部見ている訳ではないが」
「へー」
「中でもカレイドスターは、佐藤順一監督のエンターテイメント論を描いたものではないかと思うほどの中身があったよ」
「他に何か?」
「WikiPediaにはこう書いてあった」
参加作品では必ずといっていいほど作品の中に母性愛溢れる元気で、ドジな性格の少女キャラクターが登場する。(中略)。反面、男性キャラクターは頼りなかったり、一度くずれると脆いキャラクターが多い。
「これがどうした?」
「母性愛溢れる元気でドジな性格の少女キャラクターは原田衛生兵、頼りない男性キャラクターは篠原だな」
「じゃあ、君がいちばん好きな佐藤順一作品ってなに?」
「悪魔くんかな。僕、百目だもん」
「どこがいい?」
「全部!」
「おいおい」
「でも1つ気付いた。悪魔くんのキャラソン集の出来が凄くいい。音楽的にも良いが、キャラクター性も損なっていない。こういう経歴の人がCDやってたからだ」
東映動画時代に社内方針で演出回において音響を兼ねていた経験から、フリー後は音響監督を担当することもある。また音楽の使い方にこだわりを持ち、脚本・コンテの段階から選曲を決定し音楽に合わせて絵を作りこんでいる。
「ついに、ヤマトを起点に悪魔くん論にまで踏み込んできたよ」
「あとね。もう1つ気付いたことがあるの」
「なんだい?」
「金魚注意報のアニメになる前のイメージアルバムって、叩き割った。あれだけの行為に及んだのはおそらくこのときだけ。でもアニメのサウンドには何の不満も無かった」
「音楽と作品が分かっているCDがいればこそってことだね」
「さてここで問題だ。佐藤順一監督は、世間ではセーラームーンで有名だ。そんな人と、出渕さんのどこに接点があるんだろう?」
「あまり無さそうに見えるね」
「でも思わぬところで、明瞭な接点があった」
- 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争 (1989年) 絵コンテ(甚目喜一名義)
「別名義か!」
「そうそう。2話と5話の絵コンテだよ」
「それに意味があるわけ?」
「実はLDプレイヤーって、0080の第1話をVHSで買ったけど、これはVHSじゃなくてLDで買わねばと思った。だから、0080の第2話って、おそらく最初に買ったLDなんだよ。少なくとも最初に買った数枚のうちの1枚であるのは確実」
「それって、単なる君の思い出」
「そうとも言う」
オマケのオマケ §
「どうでもいいことを発見した」
「何だよ」
「悪魔くんのOPは全ての面において完璧と言っていい。映像も音楽も歌詞もね」
「それで?」
「実は、作編曲つのごうじさんだったのだよ」
「誰?」
「真拳伝説タイトロードという、ほぼ誰も知らない格闘アニメの傑作があってね。その音楽を作った人。サントラCDは宝物だよ。凄くいい」
「わかんないよ」
「じゃあ、これなら分かる人も多いだろう」
- 「南国少年パプワくん」(後期エンディングテーマ『気分はパプワ晴れ』作詞・作曲・編曲・歌
「これも好きなの?」
「そう。これ凄く好き。特にさびの部分は泣ける」
「えー」
「まさかね。ヤマトを契機にちらっと悪魔くんのOP見てつのごうじさんの名前に気付くとは」
「放送当時は気付かなかったの?」
「そうさ。まだ名前を知らなかったから」
「CD持ってるのに名前に気付かないの?」
「聞くのにCDは見ないから。CDって見るためのものじゃなくて聞くためのものだろ?」
「ぎゃふん」
オマケのオマケのオマケ §
「ちょっと混乱した。CDってそもそも何だよ」
「佐藤順一CDのCDはチーフ・ディレクター。音楽を記録した円盤じゃないぞ」
「でも音楽を聴くのはコンパクトディスクなのだね?」
「もちこーす」
「あ、それは佐藤順一総監督のケロロ軍曹の登場人物のクルル曹長の口癖だ」
オマケのチュチュ §
「実はプリンセスチュチュって見たことが無いのだ。で、最近、プリンセスチュチュを見てみようかと悩んでいた」
「なんで?」
「音楽が和田薫なんだ」
「誰だよ」
「RPG伝説ヘポイの人」
「さっぱりワカラン」
「アイアンリーガーの人と言ったら分かる人も多いだろう。壮大なオーケストラ音楽が得意な人だ」
「なぜ名前を知ってるの?」
「RPG伝説ヘポイって、ミーヤ・ミーヤだけじゃなくて、音楽も凄く良かったんだぜ」
「へー」
「あと機神兵団もやってるな。満鉄のあじあ号が宇宙人に襲撃されているところに走り込んでくる機神号……という感じの豪快に盛り上がる音楽を創った人だ」
「満鉄? あじあ号?」
「少しは歴史を学べ」