「ヤマト講座PART6に行ってきた」
「ヤマト講座は常連?」
「いや、初めて」
「なんで今回だけ行ったの?」
「1回ぐらいは行っておくか、という感じで」
「結局どうだった?」
「知り合いも多くいて、そのままカラオケに流れてマゼランパフェを食った」
司会者の問題 §
「小林治さん、ブルク13のヤマトークで見て新ピカのヤマトークで見て今回も見たよ」
「連続で同じ司会者……」
「でもノリがまるで違ったよ」
良かったこと §
「良かったことを教えてくれ」
「力一杯、ガッチャマンの悪評はネットの嘘だと断言した。その力強さが魅力的。だからハーロックも見ろという意見は尊重しよう」
「それがなんでいいの?」
「自分もガッチャマンがつまらない映画では無いと思ったからさ。ハーロックは見る価値があると一応判断できた。それでいい」
「でも、ヤマト関係ねえ!」
「まあな」
会場の問題 §
「ステージがよく見える場所は既に埋まっていて、スクリーンで見たよ」
「ネット中継でも大差ない」
「中継があればな」
カクテル §
「飲んだのはデウスーラII世と、南部の一撃だ」
「酒が弱いくせになんで飲む」
「だって、少しは味を楽しみたいじゃないか」
神の問題 §
「沖田はヤマトそのものになり、地球を救って神になった、という解釈はおそらく正しい。ヤマト2199は宗教的なのだ」
「なんでそう言い切れるの」
「イズモ計画のイズモは神々があつまる国の名だ」
「根拠が薄弱だ。あれはもともとヤヨイ計画って書いてあった」
「セクサロイドでヤヨイ計画の他に出てくる計画はなんて言うか知ってるか?」
「なんだ?」
「カミヨ計画だ。カミヨはおそらく神代」
「結局神だ」
「それだけじゃない」
「何?」
「確か、前日のヤマトークでムラサメ級のブリッジ上部は鳥居に見えるようにした話が出たばかりだ。前から見ると鳥居というのは、自分も既に発見済みの話だが、オフィシャルのお墨付きを得た」
「じゃあ、ヤマト2199は神の話なの?」
「そうだな」
世代の問題 §
「現在のヤマトファンには、昭和ヤマト世代と、2199で初めてヤマトに触れた若い世代が存在する」
「うん」
「……思ったのだが、昭和ヤマト世代でも、ヤマトは好きだがそれ以前の作品など知りたくも無いという意見を聞いてやべえと思った」
「なんで?」
「だって、自分はトリトン見てたし、ワンサくんも知っている。西崎さんが企画に参加したらしいロッキーチャックに至っては大好きだ」
「つまりどういうことだ?」
「だからさ。自分の世代から見るとヤマト以前の世界はただ単に知っていて当たり前の世界だったわけだ」
「子供向き番組を子供が見るのは自然だったわけだね」
「そうだ。だから感性に互換性がない」
「昭和ヤマト世代でも?」
「そうだ」
「2199世代を持ち出すまでもなく?」
「そうだ。昭和ヤマト世代で既に分裂が見られてしまう」
「話はそれで終わり?」
「昭和ヤマト世代をヤマト1974を有自覚的に迎えた世代と、後から来た世代に分けると、おそらく今のヤマト2199ブームのおっさんおばさんの部を支えている主要な層はおそらく後者」
「君は浮くわけ?」
「ぷかぷか浮いている気分だ」
「えー」
「別の言い方をすれば、別の世界からヤマトに入ったのか、最初から世界がヤマトだったのかの違いもあるな。別の世界からヤマトに入ったのら、ヤマトから出るのは当たり前の可能性だが、最初からヤマトだと違うかもしれない」
その後 §
「終わった後、成り行きでカラオケに行く集団に入ってカラオケに行ってマゼランパフェを食ったよ」
「カラオケなのに歌わないのかよ」
「いくつかは歌ったよ」
「ヤマト関連の歌?」
「そうだ」
「何か凄いのは?」
「カラオケに入っていないガミラス国家と銀河航路歌ったよ」
「えー」
「あとね。記憶の光ってカラオケに入っていて歌える。歌える以上、歌えるようになる必要がある」
「他にもっと話題はないのかい?」
「全ゲ協公式アカウントさんの隣に座ってしまったよ、ガーレ・ゲール。いろいろお話をしてしまった」
「ゲールの話題出た?」
「いっぱい出た」
オマケ §
「たぶんね。昭和ヤマトファン後期っていうのは不完全燃焼世代。だから、1974で心を燃やしてない分を2199で燃やせた。そんなところではないかな」
「燃やせなかった人は?」
「ネットで不平不満を言い続けるわけだ」